石材屋さんのおばちゃん ありがとう
昨年夫の両親が相次いで亡くなって、それだからか仏様に向き合う時間が多いこの頃です。
そんな訳なのかどうなのか?トントンとご縁がつながって、昨日はお寺で開催された「親あるあいだの語らいカフェ」という語らいの場に参加させていただきました。
障害のある子どもがいると「親亡き後」という言葉をよく耳にしますが、昨日の場は「親亡き後」で語られる成年後見人や相続といった話ではなく…
自分が亡くなった後や
子ども自身が亡くなった後
要するに、亡くなったその先の未来の事を考える機会になりました。
さて、話は変わって…
お墓参りはよく行かれますか?
我が家は季節ごとになんとなくお墓参りはしていて、子どもも好きな行事のひとつなのです。
いつものお墓参りのルーティンは、お墓参りの前に石材屋さんに寄ること。石材屋さんには、我が家の桶と柄杓を置いていただいていて、お花を買う。それからお墓へ… がルーティン。
夫の両親が亡くなって色々な手続きをする中、そのルーティンの中の石材屋さんの桶と柄杓の預かり料って?とか… 色々細々したことがわからないって事が発生してきました。
…で、石材屋さんに聞いてみたところ、無料でした。
という事が言いたかったわけではなく(笑)
「桶や柄杓は、無料なの。ここに置いといていいわよ。またお子さんも一緒に顔見せにいらしてね。」
と石材屋さんのおばちゃんに夫は言われたそうです。
そう…
ずっと見ていてくれていたんですよね。
考えてみれば、夫の母の事もそうでした。
「もう先にお墓に来ているわよ。」
「今回はお見えにならなかったけれど、元気にされている?」
そんな会話を思い出してみたら今までしてた。
子どもも同じように(きっと子どもの障害も含めて)みていてくれたんですよね。
そう…
これこそが未来を作るんだと昨日感じました。
ガッツリとお付き合いして縁をつないでいくのももちろん大切だけれど、お墓参りのように顔を出す場所をあちこちにつくる。誰かが存在を知っている。それって大切。そして、未来につながっていくものかもしれないなって思いました。