002夢を生きる365日の言葉
002.「これだけは譲れない」は何ですか?
それが最高価値。
この質問。ずいぶん悩んだ。
譲れないこと。
この質問を問いかけた時、中学生の頃の自分をすぐに思い出した。
寒いのに制服のスカートをはかなくてはいけなかったこと。本当に不愉快だった。
肌が弱いわけではないけれど、汗を吸わないゴワゴワした生地の服を着るのが本当に苦痛だった。
同じ制服なのであれば、毎日ジャージであったかい格好で学校に通いたかった。
成人してからもヒールのある靴や、ストッキング、スカートはなるべく履かずに過ごした。今もスカートは歩きにくいから好きじゃない。
自分は〜と感じる、という感覚が私は譲れない。(頭で考えていそうだけれど、身体的に感じている、という方が近いと思う)
だから、自分の感覚に合うまで徹底的に調べたり、探求する。
作品作りにも繋がっていると思った。
私の頭の中にある完成形にどうしたら近づけるだろう?
私の思いが形になるにはどうしたらいいんだろう?
それから、自分の感覚を咀嚼する時間。
人と離れて、自分の思いや、感じていることをぼーっとしながら考える時間が本当に大事。ただ昼寝しているだけだったりするのですが。
この二つに気づいてから、そういえば、子どもの頃はよく指摘されたものだ、と思い出した。
「あなたは変な子」
「なんでそんなことを気にするの?」などなど。
こんな経験からどんどん自分の声を外に出すもんじゃないなと思ってきたけれど、基本的な頑固さは変わらず。
ちょっとねじれてはいたけれど、貫き通して、今に至っているわ、と感じました。