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SkyDriveとスズキ、空飛ぶクルマの製造へ
はじめに
空飛ぶクルマの開発が進む中、その最前線に立つ企業があります。
それは、日本を代表する空飛ぶクルマ開発ベンチャー、SkyDriveです。
今回は、SkyDriveが自動車大手のスズキと手を組み、空飛ぶクルマの製造に向けた新たな一歩を踏み出したその全貌に迫ります。
1. スズキとSkyDriveの提携
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空飛ぶクルマの開発を手がける株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市/代表取締役CEO:福澤知浩)は、自動車メーカー大手のスズキと空飛ぶクルマの製造に向けた協力について基本合意書を締結したことを発表しました。
SkyDriveは空飛ぶクルマの製造子会社を設立し、スズキグループは静岡県内に保有する工場を提供するという形で、2024年春ごろの製造開始を目指すとしています。
2. SkyDriveの新型空飛ぶクルマのスペック向上
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SkyDriveは、設計開発中の空飛ぶクルマの商用機「SkyDrive式SD-05型」を社名と同じ「SKYDRIVE(スカイドライブ)」に変更し、搭乗人数もこれまでの2名から3名になるといった仕様変更を発表しました。
新型機は、独自開発したドーム型ローターフレームとローターの曲面配置により、機体をコンパクトに保ちつつ、3人乗りを可能としました。
また、最大離陸重量は1,100キロから1,400キロへ、航続距離は5〜10キロから約15キロへと、パワーアップしています。
3. SkyDriveのエアモビリティへの貢献
SkyDriveは、2018年7月に「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」のミッションのもと、有志団体CARTIVATOR(現Dream-On Management)から派生する形で設立された日本を代表する空飛ぶクルマ開発ベンチャーです。
また、2023年1月には、米国市場へ参入し2026年の商業運航を目指すことを発表しました。
4. SkyDriveの今後の展望
SkyDriveは、新仕様の3人乗りの設計がレベルアップしたことに伴い、次のフェーズである製造に向け、スズキという強力なパートナーを得ることで、ますますSkyDriveの存在感は大きくなっていくでしょう。
まずは2025年の万博での実用化を楽しみに待ちたいところです。
まとめ
SkyDriveとスズキの提携は、空飛ぶクルマの製造という未来の形を一層現実のものに近づけました。
新型機のスペック向上とともに、SkyDriveの存在感はますます増していきます。
2025年の万博での実用化が待ち遠しいところです。
空飛ぶクルマの開発における最新の動向を追い続け、その進化を共に見守りましょう。