第14回百年俳句賞について 2024/12/30
ポストを見たら秋草と100年俳句計画が届いていて、うれしかった。百年俳句賞、最優秀賞は『影を描く』ノセミコさん!おめでとうございます。本名は野瀬実子、とかなのかな?私の注目していた押見げばげばさん、水野大雅さんは両者とも優秀賞。水野さんはこれで優秀賞五回目だって。おめでとうございます!なのか今年もおつかれさまです!なのかどんまい!なのか。他に注目していたミカアンドロイドさん、涼野海音さん、福田匠翔さん、静ゑさんは歯牙にもかからず。
ということで、ノセミコさんの句集が同封されていたので何句か。
駅までの徒歩十分がもう夏で
狼は独りぼつちの進化形
影を描くための鉛筆カリフラワー
ついでにゲバゲバさん「からつぽの鳥籠」からも。
春昼やクレーンに吊る洗濯機
からつぽの鳥籠ポインセチア置く
またまたついでに水野さん「嗅ぐ」からも。
初烏さへぎるもののなかりけり
如月の光をつかふ厨かな
ちぎつても麺麭ちぎつても春の雲
情交の後のせはしさ風信子