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宮古島市長選挙2025 あなたの一票が未来を創る!
今回は2025年宮古島市長選挙について、少し肩の力を抜きながらも、真剣に考えてみようと思います。
「市長選挙?興味ないな…」「誰がなっても変わらないでしょ?」なんて思っているそこのあなた!実は、市長が変わるだけで、宮古島の未来がガラリと変わる可能性があるんです。たとえば観光業がもっと盛り上がるかもしれないし、子どもたちの学び場が増えるかもしれない。逆に、何も変わらない未来がやってくる可能性もあります。
だからこそ、この選挙はただの政治イベントではなく、私たち一人ひとりが宮古島の未来をデザインするチャンスなんです。
とはいえ、選挙って何だか難しいし、候補者の言葉も専門用語が多かったりして、正直よく分からないことも多いですよね。この記事では、宮古島市長選挙のポイントをなるべくわかりやすくお届けします。
なお、この記事でお伝えする情報は、ネットやチラシから拾ったものを私なりにまとめています。誹謗中傷やバイアスのかかった意見は受けていないので悪しからず。
これから現職、市議会議員、元職など…魅力的な候補者たちが繰り広げる政治ドラマを一緒に紐解きながら、あなたがどんな未来を選びたいのか考えるきっかけを作ります。ちょっとしたお祭り気分で楽しみながら、読み進めてください!
現状のポイント
さて、まずは今回の市長選挙の前提からお話ししましょう。
今回の市長選の立候補者はこちらになります。
嘉数のぼる(元副市長、元沖縄県職員)
座喜味一幸(現市長、元沖縄県議会議員)
下地明和(元沖縄県職員)
高橋敏夫(会社勤め)
豊見山徹(建設業社長)
前里光健(元市議会議員) (五十音順)
の6名となり、宮古島の市町村が統合された時の選挙以来の荒れ模様となっています。
なぜ「荒れている」という表現をしているかというと、通常、立候補者が複数出た場合、同じ立場の候補者は一本化して選挙に臨むのがセオリーですが、今回は保守系が一本化に至らず、嘉数氏、下地氏、前里氏の3名が立候補する事態となりました。
保守系では選考委員会が立ち上げられましたが、その中で話し合いがまとまらず、最終的に委員会が解散してしまいました。その結果、保守系の候補が分裂したままの状態で選挙戦を迎えることとなりました。
一方で、革新サイドは元々立候補を予定していた国仲さん(県議会議員選にも立候補経験あり)が現職の座喜味さんと話し合い、革新系として一本化することに成功しました。これにより、革新サイドは統一した立場で選挙に臨む構図が出来上がりました。
実はこの市長選と同時に、宮古島市議会議員の補欠選挙も行われております。市議の補選には欠員2に対して以下の方々が立候補しています(届け出順)。
大城仁氏(27歳): 新人、会社員
國仲昌二氏(64歳): 元県議、元職
新里光男氏(59歳): 新人、会社代表
根間康雄氏(63歳): 新人、自営業
市長選と合わせて市議会の動きにも注目が集まっており、補欠選挙の結果も宮古島市の今後を占う重要な要素となっています。
各候補者の特徴
1.嘉数のぼる
プロフィール・実績
名前:嘉数 登(かかず のぼる)
経歴:現在61歳。沖縄県庁で34年勤務し、児童福祉や高齢者福祉、中小企業振興、離島振興など幅広い分野を担当。宮古島市副市長を1年半務めた経験を持つ。
特徴:オールラウンダー行政マン
出身地:城辺市西城
政策の特徴・強み
行政運営の幅広い実務経験
県庁および市副市長として、多岐にわたる分野の制度や予算配分に精通。
国や県との折衝能力に強みを持ち、即戦力として期待される。
「市民が真ん中の宮古島市」ビジョン
行政改革を進めながら、市民協働(住民参加型の政策形成)を重視。
財源の見直しや効率化を通じて住民サービスの充実を目指す。
地元支援者・組織
沖縄県議会議員:下地康教
宮古島市議会議員:粟国恒広、上地廣敏、我如古三雄、下地信男、平良和彦、上地堅治
市長になったらどんな未来になるか
堅実かつ計画的な市政運営
国や県の補助金や交付金を活用しながら、中長期的な離島振興策を展開。財源に裏打ちされた安定感のある政策が期待される。
共創型のまちづくり
「市民が真ん中」の理念に基づき、住民の意見を反映した政策形成が進む。議会や市民との協働が一層推進される可能性が高い。
複合的な課題解決への丁寧なアプローチ
観光業の適正化、農畜水産業への支援、医療福祉の充実など、急激な変革よりも着実な成果を目指す姿勢が評価される。
2.ザキミ 一幸
プロフィール・実績
名前:座喜味 一幸(ざきみ かずゆき)
経歴:1949年生まれ(75歳)。琉球大学農学部を卒業。沖縄総合事務局や宮古土地改良区事務局長を経て、沖縄県議会議員を務める。2021年、宮古島市長に就任し現職市長として再選を目指す。
特徴:現職の“安定派リーダー”
出身地:平良市西仲宗根
政策の特徴・強み
実務経験と継続性
現職市長として、市政全般や予算状況、既存事業の進行状況を把握している。
特に農畜水産業の強化や若者定住策、教育予算の確保など幅広い施策を継続的に推進中。
市民ファーストと公開の場での説明
市長就任以来、市民との対話を重視。行政情報をオープンにする姿勢を貫いてきた。
離島の特徴を活かした地域経済振興策として、6次産業化や下地島空港の活用を推進。
環境保護と防災対策の強化
自然環境の保全と防災インフラの整備を重視し、安心して暮らせる島づくりを目指している。
支援者・組織
宮古島市議会議員:久貝美奈子、下地茜、山下誠、池城健、長崎富夫、友利光徳、上里樹。
市長になったらどんな未来になるか
既存路線の継続と安定強化
農畜水産業の基盤整備や観光振興、防災対策を段階的に進め、安定的な成果が期待される。
福祉・教育分野の積み上げ
教育予算や高齢者・障がい者の福祉向上を含む施策がさらに拡充され、社会基盤が強化される。
観光と暮らしの両立のバランス調整
現職として、観光業振興と住民生活保護とのバランスを模索しながら、妥協点を見つける緩やかな改革が進むと予想される。
3.下地 あきかず
プロフィール・実績
名前:下地 明和(しもじ あきかず)
経歴:1957年11月1日生まれ、現在67歳。琉球大学を卒業後、沖縄県庁に入庁。商工労働部長や企画部長などを歴任。退職後は医薬品研究会社の代表取締役を務める。
特徴:堅実な実務経験を武器に、現実的な経済成長と住民負担軽減を目指す
出身地:城辺市城辺
政策の特徴・強み
減税と経済振興策の大胆な公約
住民税5%減税や市長給与50%カットなど、直接的な負担軽減を掲げる。
航空機整備企業やIT企業の誘致による新産業創出と雇用拡大を目指す。
産業振興のノウハウ
県庁時代に商工労働・企画部門を担当し、経済政策や産業振興の知見を持つ。
行政での経験を活かし、具体的な地域振興策を提示。
支援者・組織
宮古島市議会議員:西里芳明、下地信広、狩俣勝成。
市長になったらどんな未来になるか
財政改革と産業振興が加速
減税や大規模誘致による経済活性化が進む。特に若者向けの雇用創出が期待される。
住民生活の負担軽減
税制改革や住宅政策により、市民の生活が直接的に改善される可能性がある。
観光と環境保全の調整
八重干瀬などの自然環境の保全と観光資源化を両立させるための調整が進む。
4.高橋 としお
プロフィール・実績
名前:高橋 敏夫(たかはし としお)
経歴:1972年5月7日生まれ(現在52歳)。神奈川県平塚市出身。自動車会社などで勤務した後、2023年に人材会社を設立し、代表社員に。現在はレンタカー会社に勤務。
特徴:新顔のチャレンジャー
出身地:神奈川県平塚市
政策の特徴・強み
持続可能な発展を目指す理念
島の自然と伝統を守りつつ、乱開発を防ぎ、次世代に引き継げる持続可能な発展を掲げる。
医療福祉の充実や若者の移住・定住促進を目標に、魅力ある地域づくりを推進。
地域に根差した新しい視点
外部からの視点を活かし、宮古島の課題に向き合う意欲を見せている。
支援者・組織
現時点で特定の市議会議員や団体の支援は明確には確認されていない。
市長になったらどんな未来になるか
自然と伝統を守る発展
開発のスピードよりも持続可能性を重視し、観光業や住民生活のバランスを保つ政策が期待される。
移住者に優しい政策推進
若者や子育て世代が住みやすい環境を整備することで、移住者の増加や地域活性化が進む可能性がある。
医療福祉の強化
地域医療や高齢者福祉への支援を充実させることで、高齢化社会に対応した持続可能な地域運営が目指される。
5.とみやま 徹
プロフィール・実績
名前:豊見山 徹(とみやま とおる)
経歴:1960年6月生まれ(現在64歳)。3歳のころに島を離れ、那覇市鏡原町の小中学校を卒業後、高校を中退。上京し手に職を付けた後、1987年に神奈川県川崎市で会社を立ち上げ、建設業を中心に活動。
現在、川崎市、豊見城市、宮古島市に会社を保有。伊良部大橋の建設時に宮古島を訪れ、現状に危機感を抱き、出馬を決意。
特徴:宮古島の原点回帰派
出身地:平良市
政策の特徴・強み
島民ファーストのインフラ整備と課題解決
宮古島アイランド税(入島税)の導入。
市街地以外の早期停電解消や食品備蓄(最低10日分)を確保。
ライフラインの整備を公約に掲げ、住民生活の安定を目指す。
島外企業依存からの脱却
大手ゼネコンの進出による島民の働き口減少や、地元経済への影響に危機感を示し、地元主体の経済運営を推進。
次世代を見据えた島づくり
「子どもたちが帰ってきたくなる島」をテーマに、進学や就職で島を離れる若者たちの帰郷を後押しする施策を検討。
支援者・組織
現段階で具体的な支援者や市議会議員からの支持は明確には確認されていない。
市長になったらどんな未来になるか
持続可能なインフラ整備
停電解消や備蓄整備など、住民生活の安定を図る政策が期待される。
島民の雇用環境改善
地元企業優先の経済運営により、島民の雇用機会が増え、地域経済の循環が強化される可能性。
若者の帰郷促進
子どもたちが戻ってきたくなるような環境整備を進めることで、島の人口維持や活性化に繋がる未来を目指す。
6.前里 こうけん
プロフィール・実績
名前:前里 光健(まえさと こうけん)
経歴:1983年生まれ(現在42歳)。2017年、宮古島市議会議員に初当選。市議会議員として3期8年務めた後、2025年市長選に挑戦。
特徴:宮古島の“次世代リーダー”
出身地:平良市宮原
政策の特徴・強み
若年層や子育て世代を軸にした政策
住宅不足解消や家賃補助、遠征費補助など、生活に密着した助成策を掲げる。
子育て支援や若者の働きやすい環境づくりに注力。
デジタル活用とコミュニケーション重視
SNSやデジタルツールを活用し、若い世代や市民と積極的に対話を図る姿勢。
施策や情報発信のスピード感を高め、透明性のある市政を目指す。
「日本一こころ豊かな島」を目指すビジョン
経済的な発展だけでなく、福祉や環境保全なども含めた総合的な「暮らしやすさ」の向上を掲げる。
離島特有の課題(資材や飼料高騰など)に対応する緊急支援策を提示。
支援者・組織
沖縄県議会議員:新里匠。
宮古島市議会議員:山里雅彦、仲間誉人、砂川和也。
市長になったらどんな未来になるか
若者や子育て世代が暮らしやすい島へ
家賃補助の導入・拡充や子育て支援策の強化により、若い世代の定住が増え、地域の活性化が期待される。
市民参加型の行政運営
SNSなどを通じて行政情報を迅速に発信し、市民と行政の距離が縮まり、透明性の高い運営が実現する可能性。
「こころ豊かな島」の実現
環境保護や福祉の充実を重視し、都市化とは異なる、地域の個性を活かした人間味ある島づくりが進むと考えられる。
これで候補者全員のまとめが完了しました!
一人ひとりの詳細に触れましたが、かなりの情報量になってしまったので、気になる方がいればぜひご自身でも調べてみてください。
こうしてまとめてみると、政策は似たり寄ったりで、多少のアプローチの違いはあるものの、最終的には“誰が実行するのか”という人間性が問われる気がします。結局、市長選挙は単なる政策バトルだけではなく、その人自身のビジョンやリーダーシップ、そしてコミュニケーション能力が重要になってくるのでしょう。
正直、今回のまとめはなるべくフラットに書くよう努めましたが、それでも僕は前里こうけんさん推しなので、ちょっとだけバイアスがかかっているかもしれません。
次回は「なぜ僕が前里こうけんさんを推すのか?」その理由をお伝えします。