【本紹介♯104】伝わらないこの気持ち
なんで私の言ったこと、分かってくれないんだろう…なんで上手く伝わらないんだろう…
こういうことはよくありますよね。
しょんぼりするくらいならまだアレですが
「だから言っただろうが!」とか後から叱りつけてくる人とか最悪です。
こういうコミュニケーションが上手くいかないことは、どんな関係でも起こりえます。
この本には、そんなすれ違いが起こる原因の理由が書いてありました。
仕事におけるコミュニケーションで「相手は当然○○してくれるだろう」という考えは、とても危険です。相手がすべきこと、相手にしてほしいことは、必ず言葉にして伝えるようにしましょう。
ここには仕事におけると書かれていますが、仕事以外でももちろん同じことが発生すると思います。
運転だってそう言いますもんね、きっと歩行者は出てこないだろうとか、だろう運転はダメですよって。
じゃあ、どうやって伝えればええねん
伝え方がうまい人は「相手視点」で話をします。
①相手が知りたいことを話す
②相手が理解しやすい順番で話す
③相手が理解しやすい言葉・表現を使う
④相手が興味を持つように話す
一方、伝え方がヘタな人は「自分視点」で話をします。
❶自分が話したいことを話す
❷自分が話したいように話す
これでは、相手に伝わらないのもムリはありません。
子供の頃から散々言われてきた「相手の立場にたって考えましょう」ってやつですね
人間関係を築くにおいてもっとも大切なことは、きちんと教育の場で言われ続けていたということです。
でもできてない…
個人的に響いた言葉もありました。
「難しく語るのは易しく、易しく語るのは難しい。」
俺難しいこと知ってるんだぜとカタカナ言葉をバンバン使うやつがまさにこれですね。
本当に理解している人は、それすらも簡単な言葉でうまく解説できてしまうってことだ。
自分もやりがちなので、めちゃくちゃ刺さりました…。。
そして、以前嫉妬の話を書いたかと思いますが、その対処法もなんと!書かれてました!
「でもあるとき、いや待てよ、こんな身近に「お手本」がいるなんて、自分はラッキーかもしれない、ということに気づいたのです。それからは、その人の話し方やメールの書き方で、「いいな」と思ったものを、メモして盗み、真似するようにしました。すると、みるみる伝え上手になっていったのです。」
そうか、嫉妬を嫉妬で終わらせるんじゃなくて、お手本としていいところだけ盗めばよかったのか。
学ぶの原型は真似するだったと言いますもんね。
この本にはわりとそういう考え方の教えとか、めちゃくちゃ細かいポイントアドバイスとかが書かれていて、広く知りたいという人には指南書としていいんじゃないかなあと思います。
入門書として一冊いかがでしょう?
以上、みかんでした。
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