【本紹介♯90】食の安全
私はスーパーで国産肉と国産野菜しか買わない。
外食はする、お菓子は買う、スーパーのお惣菜やお弁当も買う。
これって結構矛盾してるなあと思っていた…ずっと。
少し前にテレビで添加物の恐怖について放送されているのを見て、そうだよなあと同意し、少し本を読んでみたら、もうなにを食べたらいいのかわからないくらい恐ろしい気持ちになった。
そして、つい興味本位で読んでしまったのだ…こんな本を。
読んでしまっても良かったのだろうか…未だにモヤモヤは残る。
ただなんとなく本能で理解していたところを解明しいてくれていた本でもあった。
とても安いが虫が飛び回っていてトイレも薄暗く不潔なスーパーに、安心安全な食品が売っているなんてどう考えてもおかしい。
安いからいいやと思考を放棄する怖さを改めて実感した。
特売たまごの恐怖にはかなりのインパクトがあったなあ。
毎日同じように産むはずの卵が、なぜ特売日だけ大量に安く同じ日付で売られているのか…考えてみると怖すぎますね。
スーパーのお寿司ってあまり美味しくないなあとか、カット野菜ってなんとなく怖いなあという気持ちも
理屈では理解できていなかったとしても、本能で気づいていたのかも…
ただこれをスーパーが悪い!と一概に言えないところがつらい。
だってそんなスーパーにしたのは消費者のせいだから。
安さこそ正義なんて価値観はやっぱり間違ってる。
労働と対価はセットでなければならない。
食だから余計に怖いなと思いましたが、食以外のすべてにおいて同じことが言えると思います。
意識高い人間になろうとは思わないけど、社会全体として安さを追い求めていく姿ってなんだか歪な気がしてならない。
そういうことを一切気にしなくて済むような富のある人間になりたいなーなんて思いますが
それは自分だけがハッピーなら良しじゃなくて、社会全体が豊かになってほしいし、先進国のひとつとしてなっていくべきだとも思います。
じゃあ今私にできることってなんなのかな。
いいものを選ぶことだろうか…なぜか定年後くらいになったら皆急にいいものを選び出すんですけどね。笑
健康がもっとも尊いと気付くのは人生の後半戦なのかしら。
もう少し、気にかけて過ごすようにしよう。
そう思うきっかけとなった本なのでした、以上みかんでした。