車いすキッズの陸上教室 キッズスポッチャ‼️
我が家の主人は、車いすに乗っています。
20歳の時の交通事故です。
事故で脊椎損傷という障がい者になりましたが、たくさんのスポーツと仲間との出会いがありました。
そう、旦那さんは車イスマラソンアスリート。42,195キロを腕の力だけで漕ぐのです。
皆さん、どのくらいでゴールすると思います?
車輪はついていますが、エンジンやギアはありません。
障がいの程度や種類によって違いますが、旦那さんはだいたい、1時間半くらいでゴールします。
走っている姿は、本当にカッコいいし、素敵です。
本人も走っていると、自分が車イスである事を忘れる瞬間だそうです。
11年前くらいから、大分で行っている、子ども達の陸上教室をお手伝いに行ってから、私たちも福岡でやりたいなぁ😃と思うようになりました。
私には、知識がなにもありません。
まずは、障がい者スポーツ初級という認定研修に行き学びました。
でも何より、大分キッズスポッチャの
加藤代表が素敵なんです。子ども達の事だけを考える。周りを巻き込む力が半端ないんです。
そして、私たちがびっくりするのは、子ども達の元気の良さです。
陸上競技で使う車イスは、長い形状で車輪が3つ。
いつも、乗ってる生活用の車イスよりもスピードが出るのです。風を感じる瞬間なんです。
最初は、怖くてもどんどん、どんどん早くなって、レーサーから降りないキッズもいるくらい、本当に楽しそうです。
そんな子ども達を見ているだけで、楽しいし、元気が出るっていうか。
何か、やってあげようって、お手伝いを始めたことが 恥ずかしいくらいに、パワーをこちらが、もらう💗
でも、子ども達用の競技用のレーサーがとっても高価なんですよ。
なんと、1台 40万。
家庭で子どもに親が買える値段ではありません(^_^;)
なので、私たちは
「子ども達がスポーツを当たり前に出来る環境を整える。それは健常者でも
障がい者でも同じように。キッズ達のやりたい‼️を叶えたい。」
その為に、
大人が頑張るって当然ですよね。
私たち、NPO法人はぁとスペースでは、現在キッズ用のレーサーが15台になりました。
そのほとんどを貸し出ししてます。
最初は、クラウドファンディングで4台ゲット。
その後は、応援タオルを300枚売ったり。企業にお願いに行ったり。
西日本新聞広告とコラボしたり。
また、使わなくなったレーサーを先輩アスリートから頂いたり。
たくさんの皆さんの思いで、
今も元気いっぱい大分キッズスポッチャ。福岡キッズスポッチャ大活躍です。
卒業した、キッズがボランティアとしてまた帰ってきたり。
結婚したり、子連れで来てくれたり。
そんな、素敵な活動を続けるには、
ぶれない思いだけが必要です。
お金がないなら、ないなりに。
工夫と体力で切り抜けた日々もありました。
子ども達も、親ではない他人から、誉められたり、怒られたりの経験が少ない分。出来た喜びは、宇宙の規模の笑顔なんです💗
もっと、もっと、広げたいけど、
現実 学校や、特別支援学校では、
レーサーがある事もほとんどなく。指導者もいないから、つい出来る範囲の体育の授業。
子ども達の無限の可能性にチャンスをください💗
そんな、当たり前の社会になりますように。
まだまだ出来る事は、たくさんある。
笑顔の未来に向かって頑張ります。