クーリスマスがうちにもやあってくるー🎵
12月が近づき竹内マリアさんの
🎵クーリスマスがうちにもやあってくるー🎵の脳内再生が始まった
なんだか楽しげな歌だ。
子供の頃はクリスマスが大好きだった。
年に一度だけワンホールのケーキが食べれたから。
20代30代はクリスマスが大嫌いだった。
当時働いていた事務所があった南青山の骨董通りを、
帰宅時間頃になると、幸せいっぱいのカップルがウキウキと前方から押し寄せてきたから。
イラストの締切前、クリスマスイブだということを忘れ、空腹に耐えかね、うっかりイタリアンに一人でふらりと入店、カップルに囲まれ、一人寂しくパスタを頬張り心身共に疲れ切って帰宅したことがある。
クリスマスは静かに家で過ごせばいいのに!
なんて、ふてくされていた。ほぼ、ヤキモチだ。
素直にクリスマスを楽しめばいいものを、
なんと捻くれた20代、30代だったことか!!
イメージするように描けなくて、なりたい自分にもなかなかなれず、もがいてもがいて、ジグザク蛇行運転していたから、
誰かを心から大切に思う余裕などなかったのだから、
クリスマスを心から楽しむ余裕などあるはずがなかった。
ー脱線しますー
(その頃の心の支えは、やっぱり読書。
宇野千代「生きていく私」、林芙美子「放浪記」に始まり瀬戸内寂聴、林真理子、五木寛之、ボブ・グリーンのエッセイに深く共感し励まされていた。
悩みがあれば、ほぼ本が解決してくれたので、友達に愚痴ることはほとんどなかった。他人の大事な時間を奪って愚痴るなど、失礼だと思っていた。だって、時は金なりだから。と。)
ー戻りますー
ところが、びっくり!
猫と暮らすようになって、まあ、クリスマスが楽しいのなんのって。
食べれるわけもないのに、ケーキを焼いてあげたりして。
ミューちゃんを病気にしたくないので、そのケーキは家族に無理やり食べさせている。お腹は壊しても、死にはしない。ほほほ。
ツリーは、素敵な西洋館やホテルのロビーに飾られたものを見てうっとり満足、自宅に飾ろうなんて思ったこともなかった。
が、今年は違う。
15歳。生い先短いミューちゃんにクリスマスツリーを見せてあげたくなった。というわけで、ずっと気になっていたAfternoon teaのツリーをオンラインストアで買った。
が、間違えてポチッとしてしまった。
立体的な、三角錐状態のツリーを買ったつもりだったのに、後ろ半分ぺたんこのハーフツリーを買っていた。
履歴にすっかりハーフ購入のあとがある。
あーーーーーなんてこったあ。
ネットで買い物をする時は、よーく見てからポチッをしなくては!
慣れないことは、するもんじゃあないね、と思いつつも、狭い仕事部屋の棚に立てかけておくにはちょうどいい。
いつか、引越したら大きい三角錐のツリーを飾ろうと思う。
その時には、このハーフツリーは玄関ドアにかけよう。きっと、すごい素敵な玄関になるだろう!
その時まで、この半分ぺたんこのツリーを楽しもう。
ミューちゃんは、全く興味を示してくれないけれど。
美味しそうなりんごのツリーをぼーっと眺めていると幸せな気分になる。
時を遡り、20代、30代の自分に言いたい、大丈夫よ、諦めずに頑張れ!夢を諦めるな!そしたら、自分自身を受け入れられる「時」がくる、自分を許せる「時」がくる、そして、クリスマスを楽しめる「時」が来るよ!
何かにつけ真剣に悩み、心が痛かった20代、30代の自分へメッセージを送ろう。パラレルワールドが存在するなら届くだろう!
まあ、人生こんなもんだ、なるようになるし、なるようにしかならんわねと開きなおり、心が鈍感になり、心より体のあちこちが痛くなった60代の自分より伝えたい。
追伸。それでも、体が元気なんだから、くれぐれも切に生きてくれ。
さて、ミューちゃんにクリスマスプレゼントを作ろう。
「ボブという名の猫」のボブが巻いていたマフラーを真似して編んでみよう。編み物は大の苦手なのだけど、やる気満々。
今のところは。