円高のニッポンで、私達は何をすればよいか①
~円高時代の株式銘柄選択~
投資家の皆さん、円安が突然に終わりを告げ、世は円高の時代に入ろうとしています。上のグラフの通り、直近1ヶ月で発生したこれほどの急激な円高が、皆さんの投資戦略に影響を与えないワケがありませんよね?
本記事では、このような局面で投資戦略に組み込みたい銘柄を、歩留まり7を目標に、「円高感度(sensitivity to yen/dollar appreciation)」という指数を定義し、選択しました。
円高感度(sensitivity to yen/dollar appreciation)の定義
$${Y = \beta_0 + \beta_1 X + \epsilon}$$
・Yは株価
・Xは円ドル為替レート
・β1は円高感度
円高感度(β1)は、円ドル為替レートの1単位の変動が株価に与える影響度を示します。Yは利益率ではないため、銘柄同士で円高感度を比較する場合は注意が必要です。
円高感度がプラスの銘柄例:富士フイルムホールディングス
プラスの円高感度では、円安局面で株価が上がります。
円高感度がマイナスの銘柄例:ヤマトホールディングス
マイナスの円高感度では、円高局面で株価が上がります。
円高感度と中国の崩壊リスクを踏まえた銘柄選択
自動車、半導体製造装置・精密機器、輸入商社、航空会社、重工・水素エネルギー系。以上に加え、円高感度だけでなく、中国の崩壊リスクや水素エネルギー市場の今後を考慮した銘柄がこちら。
ここから先は
865字
/
1画像
¥ 100
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?