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みやっこネイチャークラブ「雪景色のファンタジア:冬の冒険が待っている」を開催

2月10日(土)、みやっこネイチャークラブの第八回目の活動となる「雪景色のファンタジア:冬の冒険が待っている」を行いましたので、その様子をお伝えします。


「みやっこネイチャークラブ」とは?

宮古市の自然あふれる環境で、こども一人ひとりの「個性」と「自己肯定感」、「やり切る力」、「協調性」といった「非認知能力」を自然遊びを通して楽しく育む自然体験クラブであり、公益社団法人ハタチ基金の助成により実施しています。
6月からクラブメンバーを募集し、小学4年生から6年生までの生徒が6名応募してくれています。
2023年7月から2024年2月まで毎月1回(計八回)の開催とし、今回が今年度最後の体験活動となりました。

「雪景色のファンタジア:冬の冒険が待っている」とは?

意外に思われるかもしれませんが、宮古市の市街地は太平洋側の沿岸地域なので、ほとんど積雪がありません。氷や雪などに触れ、冷たさを味わったり遊びに取り入れたりなど、冬の自然に親しんだり、冬ならではの自然の事象に関心を持つ体験が少ないことから、今回は雪遊びを通し、「雪を体験する」ことを目的としています。

「雪景色のファンタジア:冬の冒険が待っている」レポート

参加人数
今年度最後の開催でようやく全員揃い、今回はフルメンバー6名での参加となりました!

「雪のゆうえんち」までの道中

会場となる「道の駅区界高原」までは市街地から車で約1時間程度の移動となりますが、移動中の車内ではポケモンのキャラクターをテーマとした山手線ゲーム(古今東西ゲーム)を皆で行うなど、ワイワイしながらの道中となりました。

そり遊び体験

さて、道の駅区界高原に到着し、早速そりで遊び始めるこどもたちです。
そりの他にタイヤチューブも用意されているので、自分が気に入った物を選んで遊んでいました。
最初は普通に座って滑っていましたが、途中からは立って滑ってみたり、うつぶせになって
みたり、2人で一緒にそりに乗ったりなど、自由な発想で思い思いに滑っていましたが大抵の場合途中で転んでいました(笑)

今から滑り始めるよ!スタンバイOK!
途中からはみんな空を飛ぶかの如く滑っていました

スノーラフティング体験

みなさん「スノーラフティング」を知ってますか?
スノーラフティングはスノーモービルに引っ張られたラフティングボートに乗って雪上を疾走する、スリル満点の人気アクティビティであり、(株)川井産業振興公社さまと、区界地域の住民の皆さまのご協力により体験させていただきました。
最初にラフティングボートに乗り込むときは「ちょっと怖いかも…」と言っていた子も、実際にスノーモービルが引っ張り始めると、悲鳴に近い歓声を上げながら縦横無尽にドリフトするラフティングボートを楽しんでいたようです。
2週目に突入の際は、だいぶ慣れてきたのか我々スタッフにも手を振りながら楽しんでいました。
想像以上に楽しかったのか、「もっと乗りたい!」とお願いする子や、ラフティングボートから中々降りてこなかったりする子もいて、すっかり病みつきになったようです。

動き始めるまでは「怖いよー」と言っていたのに…
2週目にもなれば手を振る余裕まで出てきました!
引っ張り具合によっては真横を向くこともあります!

お昼休憩

普段の体験時は各自お弁当を持参しているのですが、今回の体験場所である「道の駅区界高原」にはフードコートもあります。
お弁当を食べていた時に、「フードコートでラーメンを食べてきていい?」という子がおり、「お弁当食べたらラーメン食べられないんじゃない?」と答えたところ、「みんなで一杯のラーメンを食べるから平気!」と言って、みんなでフードコートへ向かっていきました。
今までの体験活動を通じてすっかり仲良くなったようですね。

みんなで一口ずつラーメンを食べたよ!

三陸ジオパーククイズラリー

お昼休憩後はクイズラリーに挑戦です。
会場内に設けられた「雪の迷路」内に設置された、三陸ジオパークに関する全12問のクイズを解いていきます。
しかしながら、このクイズがなかなか難しい!こどもたちはメンバーと「これ誰か分かる?」、「これは絶対○○だよ!」などと相談しながら、クイズを解いていきました。
クイズを解いた後に迷路から脱出すると答え合わせです。残念ながら全問正解者はいませんでしたが、景品をもらってみんなにっこりしていました。
このクイズがきっかけで三陸ジオパークに興味を持ってもらえたら嬉しいですね。
クイズ終了後は終了時間まで再度そりで遊んだり、スコップで雪を掘るなど思い思いの楽しみ方をしていました。

クイズは「雪の迷路」内に設置されています
「これ分かる?」、「俺分かんねー!」など相談しながら解きました!

最後に

今回の体験は終始笑いっぱなしのものとなりました。普段なかなか触れることの無い雪に触れ、冬の自然を思い切り楽しむ機会になったのではないでしょうか。
帰りの車内では、事前に用意していたお菓子の詰め合わせを景品としたビンゴゲームを開催しました。
まさか、車内でビンゴゲームが開催されるとは思っていなかったらしく、大盛り上がりとなりました。早々に「リーチ!」と声を上げる子もいれば、「全然穴が開かないよー」と言っている子もいて終始賑わっておりました(笑)
ビンゴ終了後は今年度の活動について自主的に感想を言ってくれる子がいたり、来年度体験したい内容を提案してくれるなど、本当にこの体験活動を行ってきて良かったなと感じられました。

今年度の「みやっこネイチャークラブ」は今回で終了となりましたが、来年度も継続するとともに、ブラッシュアップさせて取り組んでいく予定です。

【お問合せ先】
 NPO法人みやっこベース
 住 所:宮古市末広町8-24
 電 話:0193-77-3809(担当:成田)
 メール:office@miyakkobase.org