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インターン生が企画立案!今年のみやっこタウンはどうなる?

こんにちは!広報スタッフの島越です。

みやっこベースでは、「岩手実践型インターンシップ」の宮古地域のコーディネーターを務めるとともに、みやっこベースでもインターン生を受け入れています。

今回みやっこベースが受け入れたのは、小学生向けの社会体験イベント「みやっこタウン」の企画立案を行う3名のインターン生。

2月7日から3月18日まで約1ヶ月半、どのような活動をしてきたか、オンラインでインタビューを行いました!


そもそも、みやっこタウンとは?

みやっこタウンとは、2016年から開催されている市内小学生を対象にした社会体験イベント。陸中宮古青年会議所と宮古市社会福祉協議会、宮古短期大学部、学生赤十字奉仕団、市民有志で実行委員会を組織して実施しています。

子どもだけが参加できる架空の街「みやっこタウン」では、子どもたちはハローワークで職業を選択して働き、給料として疑似通貨「ベスカ」を受け取ります。それを使って納税や買い物をしたり、遊んだりすることで、社会の仕組みを体験できるというイベントです。

これまで合計4回開催してきました。初年度は参加小学生は80人ほどでしたが、口コミが広がり、4年目には参加小学生200人、ブース出展する地元企業は約50社まで増加してきました。

しかし、コロナ禍の影響でここ2年間は中止を余儀なくされました。2022年度に3年ぶりの復活開催を目指し、今回インターン生と共にみやっこタウンの意義を振り返り、コンセプトを見直すことにしました。

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(みやっこタウンの様子)

インターン生の自己紹介

みやっこタウンリニューアル案の企画立案にあたり、3名のインターン生が参画してくれました。

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【写真左】
宇都宮大学地域デザイン科学部1年 保土沢結梨

現在1年生でまちづくりに関する勉強をしていますが、将来の目標は模索中。大学の掲示板でインターン募集を見つけ、自分も行動を起こしたいと思い応募しました。私が考える元気なまちとは、子どもの声が聞こえるまち。地域の子どもにフォーカスを当てたみやっこタウンに携わりたいと思い、応募しました。

【写真中央】
常磐大学総合政策学部3年 山口真太朗

大学のゼミでは「高大官連携プロジェクト」を専攻していますが、高校・大学・市役所だけで地域が成り立つわけではないと思っています。自分の経験から、地域を盛り上げるのは子どもだと仮定していますが、まだ根拠はありません。今回のインターンを通じ、それを調査したいと思っています。

【写真右】
大阪教育大学教育学部1年 石田佳菜

私は将来、養護教諭になりたいと考えています。免許が取れる大学に進学しましたが、先生になる前に、教育の世界だけでなく地域社会や一般企業を知っておきたいと思いました。子どもに関するインターンということで今回応募しました。


活動の成果

これまで4回開催し、参加者数やブース出展社数を伸ばしてきたみやっこタウン。しかし、目的・理想像など基盤要素が不確定だったことや、教育的意義を明確にできていなかったこと、さらには3年ぶり復活開催を機にいかに継続させるかなどの課題を抱えていました。

そこで、インターン生3人には下記のミッションに取り組んでもらいました。

<インターンの目標>
・みやっこタウンの成果、効果検証と課題の抽出、分析
・みやっこタウンの目的や狙いとプログラムがまとめられた全体設計書の作成
・実行委員会メンバーとともに2022年夏の企画実施に向けたスタートを切る

上記のミッションを達成するため、インターン3名にはさまざまな取り組みを行ってもらいました。まずは宮古市、みやっこベースについてインプットを行い、実行委員会メンバーや過去の参加者などみやっこタウン関係者35名へのヒアリングとアンケートを実施。それを通じて、これまでの成果や課題をロジックツリーを用いて整理し、今後のリニューアル案について企画立案を行いました。

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(市内企業へのヒアリングの様子)

最終的には、「みやっこタウン2022」のキックオフミーティングで実行委員会メンバーへのプレゼンテーションを実施。ヒアリングをして設定した3本柱「①みんなが宮古への愛着を深める、②みんなが成長する、③地域全体で子どもたちを支援する基盤を創る」の達成に向けて、今後は下記のように段階的に進めていってはどうかと提案してもらいました。

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プレゼン風景

(実行委員会メンバーにプレゼンする様子)


おわりに

コロナ禍というさまざまな制約の下でのインターンシップでしたが、きちんと目的意識を持って参加し、無事全てのミッションを達成してくれました。

3人は「地域に貢献する方法の幅が広がった」「物事に疑問を持つようになった」「地域での活動の重要性を知ることができた」と、自身の成長を実感することができたようです。

みやっこタウン実行委員会メンバー一同、3人の提案を生かし、リニューアル開催に向けて試行錯誤を重ねていきたいと思います!

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(オフの日は宮古市内を観光しました)