《ひと》マンスリーサポーター 山本喜文さん
こんにちは!みやっこベース広報チームの清水です。
みやっこベースに携わる方々をご紹介する連載企画《ひと》。
第10回となる今回ご紹介するのは、みやっこベースマンスリーサポーター 山本喜文さんです。
(※サムネイル画像はコロナウイルス感染拡大前に撮影)
山本さんは、2021年9月に実施したマンスリーサポーターキャンペーン(https://syncable.biz/campaign/1885/)
にご賛同いただき、マンスリーサポーターとなりました。
みやっこベースと関わるきっかけや、地元・岩手に対する想いを語ってくださいました。
まずはプロフィールから!
1981年3月2日生まれ、岩手県玉山村(現・盛岡市玉山区)出身。
中学生のとき、部活動で怪我をしリハビリを受けたことから、理学療法士を志す。
千葉県医療福祉専門学校 理学療法学科を卒業後、千葉県の病院にて勤務。
2011年10月から、福島県南相馬市の病院にて勤務し、2014年からは宮古に住まいを移し、「宮古・山田訪問看護ステーションゆずる」の理学療法士として勤務している。
趣味はバスケやトライアスロンなどのスポーツ。健康志向でありながら、晩酌好きの一面も持つ。
理学療法士の仕事
ーー専門学校をご卒業後から現在に至るまで、理学療法士としてお仕事をされているそうですが、具体的なお仕事の内容を教えてください!
療が必要になった方のリハビリが主な仕事です。
現職の「宮古・山田訪問看護ステーションゆずる」では高齢で身体に障害のある方の訪問リハビリがメインの業務になっています。
自分は中学生の時にバスケ部に所属していたのですが、足首を何度もねんざしたことによって骨が欠けてしまって。手術をした後リハビリを受けたのですが、「こういう仕事もあるんだな」と知ったのがこの時でした。
その後、高校生になって、進路選択の際に自分が選んだのは、理学療法士の資格が取れる専門学校でした。
当時は今ほど理学療法士という職業がポピュラーではなくて、専門学校の仲間もスポーツ経験者でケガをしたことがある人だったり、高齢の家族の介護でリハビリを知ったという人が大半でしたね。
宮古に来たきっかけ
ーーご自身の体験がきっかけになって、今のお仕事に繋がっているんですね。
宮古でお仕事をされるまでの経緯も教えていただけますか?
専門学校を卒業してからは、千葉県の病院で働いていました。
2011年に震災が起きた時も千葉県にいたのですが、ニュースで仙台空港が津波に飲まれる映像が流れて、これは大変なことが起きたぞ、と思ったのを覚えています。
何か復興の力のなりたいと考えていたところ、福島県南相馬市の病院から出向要請があり、私から出向を志願しました。当時は原発の影響もあり、不安が無かったといえばウソになりますが、自分の目でみて判断したいと思っていました。南相馬市は原発事故の影響で、元々働いていた方々が避難のために街を離れざるを得なかったんです。そこでピンチヒッターとして、派遣された形になります。
南相馬市では2年4ヶ月勤務したのですが、その間に現事業所の1号店が南相馬にできました。
もともと、いずれは岩手に戻って仕事がしたいと思っていましたし、震災が起きてからは、せっかく岩手に帰るなら被災した沿岸の人たちの力になりたいと思うようになりました。
そこで、2016年からは宮古に住まいを移して、2号店である現在の事業所で理学療法士の仕事をしています。
みやっこベースとの関わり
ーー盛岡出身の山本さんが宮古に来るまでには、そのような経緯があったんですね。
震災当時、宮古市外の方からも温かい支援をいただいたことを思い出しました…!
さて、ここからはみやっこベースとの関わりについて伺います。
みやっこベースを知ったきっかけ・関わり始めたきっかけは何でしたか?
宮古で仕事をしている中で自然と、団体の存在は知っていました。
記憶があいまいなのですが、たしか初めて関わりを持ったのは、「ゲストハウス3710」の改装のお手伝いをしたときですかね。それからは、ゲストハウスにふらっと飲みに行ったときには早川さんと談笑したりと、だんだん繋がりができていきましたね。
また最近は、仕事関係でみやっこベースと関わる機会もありました。
みやっこベースの活動のひとつである宮古北高校の「総合的な探求の学習」の中のプログラム「ジョブシャドウイング」を私の職場でも実施しました。
ただ、実際のところ、みやっこベースの存在は知っていても、活動に参加したりサポートをしたりという機会はありませんでした。
今回のマンスリーサポーター募集を機に、宮古の力になることができればと思い、サポーターになりました。
今後のみやっこベースへ
ーーみやっこベースにとって、マンスリーサポーターが新たな関わり方の形になっているとのこと、嬉しい限りです!
最後に、これからのみやっこベースに期待することがあれば教えてください。
今、現役でみやっこベースに関わっている学生さんたちには、何も言うことはないですね!(笑)
素晴らしい活動をしていると思うので、自分がやりたいと思うことをやり続けてほしいです。
団体そのものに対して思うことは、「熱量を持ち続けてほしい」ということです。
震災をきっかけにスタートしたみやっこベースだからこそ、被災の経験から得た地域の復興・街おこしへの情熱があると思います。
団体の発足から10年経った今でも、その時と同じパッションを持ち続けて活動を続けてほしいですね。
ーーありがとうございました!
おわりに
マンスリーサポーターインタビュー第一弾・山本さんは、インタビュー中、サポーター特典のピンバッジを胸に付けてくださっていました!
終始和やかなムードで進んだ取材でしたが、今後のみやっこベースについてや、宮古に対する想いの話題になると、アツく語ってくださる姿が印象的でした。
今まで直接活動に参加するチャンスがなかった方も、マンスリーサポーターになっていただくことで、みやっこベースの一員となり、一緒にみやっこベースを育てていくことができます!
キャンペーンは終了しましたが、こちらのページからお申し込みいただくことで、いつでもマンスリーサポーターになることが可能です。
引き続き「熱量」を持って活動していきますので、応援のほど宜しくお願い致します!
【お問い合わせ】
NPO法人みやっこベース
メール:miyakko.base@gmail.com
電話 :0193-77-3809
HP :https://miyakkobase.org/