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後悔したっていい「中居くんの人生」

僕が妻と一緒にテレビにかじりつくといったら、

・お笑い番組、賞レース
・重大ニュース

のどちらかしか、ほぼありません。

昨日は後者「重大ニュース」がきっかけで、2人して30分くらいテレビを観ました。

【中居くんのジャニーズ退所会見】です。

芸能ニュースが好きではない僕ですが、かじりついていました。

理由は二つ。

・一線で活躍してきた人が好き
・ダウンタウン松本人志が好き

後者は、以前より松本さんが公言されてきたことですが、松本さんの芸能界での数少ない友達の1人が中居くんでした。

そんな中居くんの記者会見の中で一番印象に残っている言葉があります。

「”後悔しないように”っていう人いますけど、後悔するって分かっていても飛び込んでみるのもいいんじゃないかなと思うんです。後悔したっていいと思うんです。」

確かこんな感じのことを言っていたと思います。

「後悔」

時にこの言葉は、「失敗」の対比としても使われます。
「失敗」はしてもいいけど、「後悔」はするな。
「非・後悔信仰」は根強く、子供から大人まで日本人の多くは同じように思っているでしょう。

SNSを中心に「自己責任論」が蔓延し、人肌が感じずらくなっている現代社会において、中居くんの発言は多くの人に気づきを与えてくれるものになったのではないでしょうか。

大きな”傘”を離れ、独立。

それを、「後悔したっていい」と表現した中居くん。

僕は果たしてそう思えるだろうか?
”のんびりと”いけるだろうか?

中居くんは「気づいた」んだと思います。

お金も地位も名誉も手にして、「上がり」の独立ではないように思えます。
”もうお金もあるし、ゆっくりしたいんじゃない?”と思う人の気持ちもわかります。
でも、僕には違って見えました。

「後悔」とは、世の中一般的は事象に自らを当てはめ、それが好転したか否かを判断して「後悔か後悔でないか」を判断しているのです。
”自分の心”と言いながら、やはりどこかで”自分以外の心”、もっと言えば「相対的な枠組み」の中で自分を見ているのです。

それは本質的ではありません。

自らの内発的動機に基づき、「真に自分がどうしたいのか?」を問うていくことが「自分の人生を生きる」ということなのではないかと思います。

エンターテイメントの中心で30年間走り続けて、輝き続けて、

中居くんは見つけたんだと思います。

世界に一つだけの「自分の人生」を。

芸能人には興味がないけど、
僕は心から中居くんを応援したいと思います。


<終わり>


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