三宅島でみられる夏のお花たち
こんにちは、三宅支庁産業課です。もう秋ですね。夏が去ってしまって寂しい…。というわけで(?)今回は三宅島で夏に見られたお花を振り返りたいと思います。
まずは冒頭のハマゴウ。三宅島では伊豆岬をはじめ海岸に多く群生します。涼しげな青色は夏にぴったりですね。葉や実は揉むといい匂いがします。
ヒガンバナの仲間の植物です。なんとなく花が似ている気がしますね。日本では暖かい地域の海岸に多くみられます。花の右下にあるのは実で、熟すと落ちて海流に乗り、たどり着いた所でまた増えていくと考えられています。三宅島には黒潮に乗ってやってきたのかも知れませんね。
本州でも見られるタマアジサイの伊豆諸島変種です。本州のタマアジサイと比べて、葉がとても大きくなるのが特徴です。タマアジサイの名は、つぼみがまん丸であることから名づけられました。ちなみにラセイタとは、ポルトガルの毛織物のことで、葉の手触りが似ていることから名づけられたそう。お洒落…。
夏の間次々と開花していき、長い期間見ることができます。なんかかわいいですね。
本州にあるヤマユリの変種で、伊豆諸島固有のユリです。ヤマユリと違い、花に斑紋がなく、大きい(なんと世界最大!)ことが特徴です。伊豆諸島に流された武将の源為朝にちなんでタメトモユリともいわれます。草丈も大きく、その名にふさわしい立派な風貌です。
お花ではありませんが、以前ご紹介したランの仲間であるツチアケビの実がついていましたのでご紹介します。
結構どぎつい赤色をしています。最近、この実をヒヨドリなどの鳥が食べて種子が運ばれることがわかりました。ランの仲間で動物が種子を運ぶ例はこの植物で初めて見つかったそうです。この実、美味しいんかな?
いかがでしたか?いくつかのお花はまだ見ることができますので、もし気に入ったお花があれば探してみてはいかがでしょうか?
ではまた。
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