ガマさん

先日妻にMIU404のおすすめ回(第8話)を見せてもらった。
下記ネタバレを含む。

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ものすごく簡潔にまとめると話の内容としては
綾野剛の恩師である小日向文世が妻を殺害した犯人を殺害するというもの。
小日向文世も元刑事。今回妻を殺害した犯人は前科者であり小日向文世が刑事時代に担当した相手。
事実を知った綾野剛は自分がどうしていれば小日向文世を止められていたのかと嘆いたが、彼にできたことは何もなかった。

これで何を感じるか(作者が何を感じさせたいのか)って難しくて、まぁ誰に一番感情移入するかなんだけど。私は小日向文世の思考や行動について全て正しかったと思ったのが率直な感想であった。

客観的に見ると命の価値に大小はないが、主観的に見るとそうはいかない。私は海で自分の子供と知らない人が溺れていたら自分の子供を優先して助けるし、自分の愛する人が殺されたことに対して元刑事だった自分自身の倫理観とかその意志を語り継いだ弟子への顔向けとかそんなのってもう全然関係ない。
綾野剛がどうしていれば止められたかなんてのは、そりゃないというか、どうやって止めるかじゃなくてこれからどう受け入れるかじゃないのか。
論点がズレるかもしれないが、そんなことしない人だと思っていたとか失望したとかってかなり自分都合の発想で、ある一点の信念が自分と異なっていたときにそれも含めてその人を信じることができるかどうかの話で、信じたい信じたかった信じさせてほしかったってわがままだろ。
できることがあるとしたら自分が責任を持って恩師を正当に裁くことなんじゃないのかと。

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あまり具体的に書くのは憚られるが私は割と平素から「自分の子供がいじめに遭ったときに私はどうやってそのいじめっ子を殺すか」みたいなことを考えていて、やっぱりそれは苦しんで死んてほしい。許して許してって何回言っても「許さない」って言って殺すんだろうなと思う。
一応注釈として、この場合の殺すは必ずしもそのままの殺す・命を終わりにさせるという意味ではないです。

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