私の分身

先日友人が、自分がもうひとりいてくれたら、と言っていた。
私はそれに対して、自分がもうひとりいたって、お互いが楽な方の自分になりたくて、もうひとりの自分と喧嘩になるだけだと言った。

ところで、私にとって妻は私の分身の立ち位置にいると認識している。
「この日家にいられないから荷物の受け取りお願い」とか、
「外行くついでにゴミ出しお願い」とかね。
案外身近に自分がもうひとりいた。

私はもうひとりの私を認められないが、妻なら認められる。
私はもうひとりの私と喧嘩になるが、妻とは喧嘩にならない。
本当に私がもうひとりいるよりも随分と良い。

子育てだって分身がいれば手分けができる。
子供が生まれたら常に子供のことを考えておかなければならないけど、それは子供以外のすべてを考えてはいけないわけではない。
私が遊びに行きたいときは私の分身に子守をお願いするし、妻が遊びに行きたいときは妻の分身が子守をする。

もうひとりの自分がほしいなら、自分が働いてもうひとりの自分に楽をさせてあげるマインドが必要だ。


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