テーマ[ペロブスカイト太陽電池] ヨウ素について
ペロブスカイト太陽電池の主原料「ヨウ素」
日本で採れる数少ない資源だ。世界シェアはチリの60%に次いで30%と日本は第二位のヨウ素生産国なのだ。日本の陸地は大昔は海底だったことから地底には海藻などのヨウ素をたくさん含んだ地層が堆積されている。海水にもヨウ素は含まれているが地層から取り出せるヨウ素は海水の2000倍だ。そんなヨウ素大国日本だからこそ脱炭素の主役になり得るながペロブスカイトなのだ。かつて太陽光パネルの競争で中国に負けた日本だがペロブスカイトでは原料を自国で調達でき日本の大きな長所であるモノづくりの分野で脱炭素の巻き返しを図っていくことを期待したい。ヨウ素関連銘柄もたくさんある。筆頭は国内シェアトップの伊勢化学工業だ。需要が拡大することを見込んでプラントへの投資を拡大中で親会社は素材大手のAGCだ。売上成長は既に例年20%超えの成長企業で営業利益率、自己資本利益率ともに20%近くありヨウ素としてのテーマなしにしても数字で圧倒できる超優良企業だ。ヨウ素事業の割合は10%程だがK&Oエナジーグループもヨウ素銘柄として挙げられる。天然ガス事業がふるわず業績の足を引っ張っているが、洋上風力発電や地熱発電など脱炭素に幅広い貢献が期待される鉱業会社だ。2社とも時価総額600億規模で株価は拡大局面を継続している。
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