『真実の家賃』とは


『真実の家賃』というのは、YouTuberの両学長が造った言葉ですが、最近UPされた両学長のこの動画が非常にわかりやすかったので簡単に解説いたします。

真実の家賃とは、持ち家を買って、のちに売った時に『結局1ヶ月いくらで住んだ事になるんだ?』という、1ヶ月家賃に換算した金額を指します。

最初に家を買った金額①

購入時手数料②

登記費用、引っ越し代③

マンションなら管理費、修繕費④
(一軒家ならメンテのための積立金)

固定資産税⑤

マンションなら駐輪場代⑥

このマンションを売却するときの手数料⑦

①〜⑦の合計が『総支出』となります。
仮に3500万円のマンション、管理費と積立修繕費が月に28000円、駐輪場代が2台分で月に600円、固定資産税が年間10万円のマンションに20年住んで、そのマンションが2900万円で売れたとします。
①は3500万円
②は一般的な手数料として105万円とします
③はおおまかに30万円とします
④は28000✖️12ヶ月✖️20年で672万円
⑤は年間10万円として20年で200万円
⑥は600✖️12ヶ月✖️20年で14万4千円
⑦は一般的な手数料として96万円とします。

ここに入っていない数字としてローン手数料、繰上げ返済手数料やローン金利や火災保険などがありますが今回は割愛します。

①から⑦のトータルは4617万4000円となります。
ここから、2900万円のマンション売上代金を引くと差額が1717万4000円となります。

つまり、20年で17174000円を住まいに使ったことになります。
これを240で割ると71558円。
これが1ヶ月分の家賃に相当する金額です。

今回は20年住んだ設定なので、大きい金額の手数料が20年で『ならされた』ことになるので月々の負担額はやや低めになりました。
これが10年住んで住み替えとなると、手数料を10で割らないといけないので月々の負担額も増大します。
当たり前の話ですが、長く住めば住むほど月々の負担額は小さくなりますが長く住むとそれなりのメンテナンスも必要になってきます。

我が家も2回リフォームをしているので、この計算をする時にリフォーム代金は無視できません。
おそるおそる計算してみましたが、月々の『真実の家賃』は5万円ちょいくらいでした。

今はたまたま地価が上がっているのでラッキーかもしれませんが、地価は常に変動しているので思い立った時にこの様な計算をしておいて自分の資産がどれくらいの価値があって月にいくらで住んでるのかを把握しておくのは大事かもしれません。

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