業界研究|Maas(Mobility as a service)駐車場、カーシェアver.
こんにちは!株式会社LvCの三宅です。
本日はMaas(Mobility as a service)、特に駐車場・カーシェア業界の現状や未来構想についてお話します。
時代はサステナビリティ、なんでも買って捨てるではなく、あるものを効率的に使う。車も所有するよりシェアして利用する流れがあります。まずは現状の駐車場、カーシェア、未来構想の順番でみていきます。
①市場規模と主要会社
駐車場
2021年の駐車場業界の市場規模は3,268億円(主要対象企業5社の売上高の合計)となっています。主要企業5社は以下の通り。特にパーク24社のブランドである「タイムズ24」の売上シェアが高く、独占的なシェアを誇っています。
カーシェア
2020年の売上予測では295億円と、2012年以降、右肩上がりとなっています。
主要大手はタイムズ、カレコ、オリックス等が多くのユーザーを獲得しています。
特にコロナ禍においては、飛行機や鉄道の利用に比べ、小回りが効く車での移動が増えており、また所有からシェアへという流れもあり、カーシェアの売上が伸びてきています。
②新しい構想(Maas、スーパーシティ)
上記のように駐車場、車など、従来の移動手段・サービスに自動運転、AIなどのテクノロジーを掛け合わせたMaas(Mobility as a Service)にトレンドが移っています。
Maasといってもさまざまで、下記のようにシェアパーキング、決済、配車など、色々なサービスが出てきています。下記はMaasのカオスマップです。
シェアパーキングでは、akkipa、タイムズのB、みんちゅうなど、大手からスタートアップまで、特徴を生かしたサービスを作っています。
国土交通省もMaasを推進
日本版Maasを推進しており、ひとりひとりの移動ニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを組み合わせて、シームレスに提案をしていく構想を描いています。
出典:国土交通省の資料より
「スーパーシティ」構想
さらに「スーパーシティ」構想という分野間データを連携し、生活全般にまたがるサービス構想も国家戦略特区が打ち出しています。
特に領域としては、①移動、②物流、③支払い、④行政、⑤医療・介護、⑥教育、⑦エネルギー・水、⑧環境・ゴミ、⑨防犯、⑩防災・安全とあります。
特にMaasにおいては、前半の移動、物流、支払いなどでは密接に絡んでくる領域とみています。
また私個人的には、ビッグデータ、ブロックチェーン等の活用により、ひとりひとりに最適な情報(買い物、食事、レストラン、遊ぶ・学ぶなどのリコメンド)が提供され、移動情報から体験情報の提供へと変わっていくのではとも感じています。
③Maas、次世代モビリティのお仕事に興味のある方
上記のように、駐車場、車で移動するという単なるツールであった時代から、今は移動を最適化し、価値のある体験情報を届け、スーパーシティ実現に向けてMaasの充実は欠かせない要素と考えています。
特定の1社でスーパーシティは成し遂げられないですが、各社の特徴を生かして、サステナブルなスーパーシティを実現していく、とてもおもしろい分野であると考えます。
特にMaas、次世代モビリティ構想に少し興味が出てきました!という方は、当社にて本領域の求人も豊富に用意しております。
ITエンジニア、営業、コーポレート部門(人事、法務、経理、経営企画等)があり、お気軽にお問合せください。きっとあなたの構想がスーパーシティにおいて実現できる可能性がある仕事ではと思います。
下記の通り、特に「次世代モビリティの運営企画」業務の募集を強化しています。
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株式会社LvC 代表取締役 三宅 恭介