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スタッフ業務は時間最優先 (vol 041)

モノづくりの現場で、優先度を含めて重要な要素を示すと

SQDC : Safety, Quality, Delivery, Cost
安全、品質、納期、コスト

安全は別格として、コスト(生産性)よりも品質、納期を優先しよう、お客様満足を優先しよう、という意識の現れ。ここまでは言い古された話ですね。

でも、スタッフの業務優先度は、順番が異なります。

DQC : Delivery, Quality, Cost

納期が最優先。異論がある方も多いかもしれません。

なぜでしょうか❓
タイミングを失ったスタッフのアウトプットには意味がないからです。

業務の品質は修正ができます。
しかし、失われた時間、乗り遅れたチャンスは取り戻しがききません。

「自分たちのパフォーマンスは一番でなければならない」
と思うマネジャーたちには、中途半端な品質のアウトプットが許せないのかもしれません。この気持ちは大切にしたいと思います。

だからと言って、要求された納期に間に合わなければ
パフォーマンスは0点(零点)であることも知っておいてもらう。

品質とスピードのバランスもありますが、うるさいトレース、と思われても、
     「品質重視の気持ちはわかるが早くくれ〜
とマネジャーを追い立てるのが役目です。

約40年前の新人時代、

「能力は疑われても仕方がないが、姿勢は疑われるな」

品質が及ばないのはあなたの能力不足。
でも、納期を守ることは問答無用。よく上司に言われました。
          「納期は姿勢」です。

===
あとはおまけ、蛇足です。納期最優先をユーモアで伝えたい、メッセージです。モノづくりの現場で重要な、4S/5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)に対して、

スタッフに求められるのは、3S(Speed・Speed・Speed)

光速の仕事ができるようになりたいです。

Today’s one point request is on your output priorities.

On the production floor, we say QDC is important: Quality, Delivery and Cost, in that order of importance.

Then, what about the staff?
The order of priority changes to
                     Delivery, Quality and Cost.
Output of Task that is not delivered on time is not valued.

This is because staff’s output that is not delivered on time has a great impact on the surrounding stakeholders. The quality of the work can be improved later, but if the work is done too late, it cannot be reversed.

On the production floor, we say “4S” is important.
I request “3S” for my staff's work.
      The 3S for staff are “Speed, Speed, Speed”.
Are tasks of yours, tasks of your department, progressing on the Expected Deadline?
業務の優先度。
生産現場ではQDCが重要と言われます。Quality、Delivery、Costこれが重要度の順です。

では、スタッフの場合はどうでしょうか?
     Delivery、Quality、Costに優先度の順序が変わります。
納期に間に合わなかった業務は評価されません。

タイミングを失った業務は周りの関係者に大きな影響を及ぼすからです。
業務の完成度(Quality)は後からでも上げることができますが、遅すぎた仕事は取り返しがつきません。

生産現場では、4Sが重要と言われます。
スタッフ業務に対しては、私は3Sを要求します。
     スタッフの3Sとは、”Speed, Speed, Speed”です。
あなたのタスク、あなたの部門のタスクは、期待された納期で進んでいますか?

読了ありがとうございます。
ところで、あなたが「部下の姿勢を問う時」は、どんな時ですか?

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