カタカナから始まるエトセトラ 2019414 ロッテ戦○
直筆タオル並みにカタカナの名前は応援心をくすぐるのだ。
異国の地で頑張る外国人助っ人選手。彼らは、最後にはもしかしたら母国に帰るかもしれないけれども、日本という国に来て、まずはその地に馴染もうと努力すると思う。先日たまたま放送をみた「FFFFF(エフファイブ)」でも、大王ことワンボーロン選手の活躍にはプライベートの充実が欠かせない!とファイターズOBの稲田さんも言っていた。これは彼だけではなく、同タイミングで入団した他の選手にも言えることだろう。
4月13日の試合でJBことジョニーバーベイト投手の映像を見たときに、グラブに書かれている「ジョニー バーベイト」という赤い刺繍を見つけた。今日の試合でよくよく目を凝らして見たら、「ジャスティン ハンコック」と同じように赤い刺繍がグラブにされていた。彼らは今シーズン加入した助っ人外国人投手だ。その映像を見たときに「カタカナでフルネーム書いてるなんてなんて可愛い人たちなんだ!しかも、二人とも同じ赤文字での刺繍。仲良いのかなぁ?いいなぁ、二人とも頑張って欲しい!」と勝手に思ってしまった。
漢字、ひらがな、カタカナを操る日本人。きっと海外から来た人たちには、ただでさえ難しいと言われている日本語なのに物によって使い分けなければならないなんて難しいことなんだと思うからこそ、あえての「カタカナ」で刺繍しているところとか見てしまうと「おう、頑張れよ!」(どこから目線)って思ってしまうのかもしれない。
ふとこんなことを思った。「今までの外国人選手ってどうなのかな?」
ネットで調べると、昨シーズンまでいたレアードも今は怪我の精密検査で帰国しているマルティネスも実はカタカナでグラブに刺繍していたのだ。しかも、マルちゃんに関しては北海道のシルエットと一緒に「マルティネス」って刺繍されている。なんだよ。君たち、後輩たちにもそれを勧めたのかい?
もしも、今の二人の刺繍が、マルちゃんからの勧めだったとしたら二人とも今マルちゃんがいない環境でかなり心細いだろう。マルちゃんも去年まではレアードがいてしかも同じマンションに住んでいたこともあって心の安定があったから頑張れたところもあるんじゃないかと思っている。そりゃ異国の地に来て言葉も通じないという環境の中で最高のパフォーマンスを出すには仲間の助けが必要だと思う。
昨日、今日とヒーローインタビューには二人の外国人助っ人の姿があった。もっと言えば、今日の二人(有原、ハンコック)は先週の東京ドームの試合での継投でもある。栗山監督は、どんな選手にもリベンジの機会をすぐに提供してくれる(と、見ている)だから、今日も有原の後に抑えとしてハンコックを起用したと思う。だって、栗山監督だもん。
グラブには二人ともカタカナで名前が刺繍されている。日本に少しでも早く馴染みたいという気持ちもあってのことだと思う。そんな中で、お立ち台にも立ってファンから祝福されること、大声援を浴びることはすごく力になるに違いない。彼らにはまずこの一年惜しみない声援を送りたいと思う。
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