今更クレートの必要性を考える。
今更ながらクレートトレーニングをしている。
子犬が来る前まではクレートを使おうと思っていた。ずっと入れておこうとは最初から思っていなかったけれど、子犬の部屋はクレートにしようと思っていた。
しかし子犬の保護団体さんから言われた譲渡条件の中にケージを購入とあったので、私たちは言われるがままにケージを購入し、ケージがあるなら良いか・・とクレートは買わなかった。
さらに、一番最初子犬がまだ生後2ヶ月に満たない状態で来た初日、夜ケージに子犬を入れた際、子犬が激しい夜泣きをした。私たちは必死に耐えたが、早朝3時にそのあまりにも悲痛な声に心が折れてケージから出してしまった。
ケージから出て私の首もとに頭を埋めて眠る子犬を見て、
まだ生後2ヶ月に満たない子犬が新しい場所に連れて行かれて、そこで産まれて初めて一人で寝なきゃいけないなんて、なんて非道なことをしてしまったのかと感じてしまった。その後心折れた私たちはケージに閉じ込めるのをやめてしまった。
ただ、子犬はリビング兼寝室の部屋からは出られないようにしているので、家中フリーというわけではないのだけれど。
基本的には子犬は寝ているので今のところすごく困ることはないし、私も在宅の仕事なのでほぼ一緒にいる。家にいるときもリードをつけて、コントロールしやすくしている。夜眠るときは危ないものは全て片付けて眠っている。
ただ少しばかりの不安要素としては、私が家事などで短時間席を外すときに、テーブルの上のパソコンは大丈夫かなとか、コードを齧ったりしていないだろうかとか、そういうことを考えてしまう。そういう問題は起きたことはないのだけど、結局適当に家事をこなして早々と子犬のいるリビングに帰ってきてしまうのだ。
数十分から1時間くらいは完全に目を離せる時間が欲しい。
子犬が来てもうすぐ1ヶ月経つがそんな理由で今更クレートトレーニングを始めた。
あとなんでクレートかと言うと、やっぱり狭くて暗いところに好んで入っているので、ケージよりもむしろクレートの方が好きなんじゃないかと考えてのことだ。
クレートの中でコングをあげてみたり、餌を隙間からあげてみたりして、とにかくクレート好きにさせる戦略をとって、最近はなんとかたまに気がついたらクレートで寝ていることもあるので、少しだけクレートの扉を閉める練習もしている。上手くいってくれたらいいけど。
飼う前からちょこちょこ飼い方の動画を見たりしていたけれどいざ飼ってみると「そうはいかない」みたいなことも多い。「おぉ、そのとおりになった」っていうことももちろんあるし、根気よく続けたら気づいたら出来るようになったこともある。
最初に心を鬼にしてケージに入れておかなかったのは失敗だったのかもしれない。でも実はケージ自体がこの子に合ってなかったのかもしれない。スカスカで落ち着かない感じがあるし。
結局失敗だったのかどうかは分からないけど、大事なのは今後のことを考えることだ。
今後はもっともっと、子犬の方が家のルールに合わせてくれるように訓練していかないと。