見出し画像

🍎タムラファーム|弘前

タムラファーム

すべての物語は美味しいりんごから始まる」というモットーのもと、生のりんごやアップルパイ、ジャムなどの加工品を製造・販売しています。
2013年にはシードル・ワインの委託醸造販売をスタートし、2014年には自社工場を立ち上げて自社ブランドのシードルの製造・販売を始めました。
そして、国際シードルメッセ2016および2017で、日本で初めてとなる最高賞「ポム・ドール賞」を2年連続で受賞しています。

見学にて

田村昌丈代表取締役社長にご案内いただきました。
田村さんとは以前、弘前フランス料理研究会で一緒に活動し、函館バル街でのイベントでも協力しました。

弘前フレンチオールスターズ

圃場


畑は広大です。
タムラファームのりんご園は、
日本で最も質の高いりんごが採れるとされる弘前市の「宇和野」地区に15ヘクタール、
そして寒暖の差が激しく美味しいりんごが育つとされる岩木山の麓「弥生」地区に9ヘクタールを有し、合計で24ヘクタールのりんご畑を所有しています。

りんごの栽培方法には丸葉とわい化があると聞いたとき、津軽弁で使われる驚きの言葉「ワイハ」と聞こえ、「ああ、これは津軽らしい」と感じましたが、実際はそうではありませんでした。
花を間引き、残った果実に栄養を集中させる「実すぐり」について聞くたびに、どうしてもLittle Glee Monster(リトグリ)を思い出してしまいます。

聞き慣れない言葉は理解するのが難しいですね。

醸造所

醸造所は非常に清潔で美しいです。
また、HACCP認証を定期的に自主的に実施することで、その徹底した管理が伺えます。

天井も高い

シードルはカーボネーション法で発泡。
酵母はそれぞれの品種に合わせて選ばれ、ジョナゴールドにはシャンパン酵母が使用されます。

タムラシードルは単一品種のものや、そのデザイン性の高さが際立っています。プレミアムシードルはテーブルウェアとしても非常に目を引く1本です。

東京のデザイナーがこぎん刺しを用いてリンゴを表現しました。
左から、紅玉&トキ、ジョナゴールド、星の金貨

タムラファームのシードルは、ほぼ自社農園産のりんごを使用しています。
美味しいりんごが美味しいシードルを生むと田村さんは言います。
同農園のりんごは、魚粕や骨粉などを豊富に使った天然ミネラルに富んだ自家製有機肥料で栽培され、充分な日光を浴びて健康的な土壌作りにも力を入れています。
ミネラルを豊富に含み、果肉は緻密で甘みも強いです。
これらはすべて、より健康的で美味しいりんごを育てるため。

そのため、
農協や市場には出荷せず、
タムラファームのりんごとしての味を楽しんでいただきたいという、控えめながらも強い自信を感じています。


背中で語る田村さん

田村さんはシードルが弘前に定着し、それが、弘前の誇りとなる。
と信じています。

約20種類のシードルと約10種類のりんごジュースがあり、その多様性も魅力の一つです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?