ハードサイダー🥂CRAZY CIDER |CRAZY DAYS |平川
青森県から世界へ
青森県は、日本で最もりんごの生産が盛んな地域(全国約60%シェア)、約43万tのりんご収穫量を誇ります。
そして、シードル製造の発祥地でもあります。
2014年、青森県平川市にあるタグボート株式会社は
津軽おのえ温泉の日帰り宿「福家」の経営が始まり、当初は事業が順調でしたが、新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けました。この状況を乗り越えるため、青森県の事業者として、
“果実の新しいカルチャーを発信したい。”と、りんごを使った果実酒造りに着手することにしました。
2022年、タグボート株式会社は醸造を開始しました。
彼らが醸造するのはリンゴを原料とした発泡性アルコール飲料で、ここではシードルではなくハードサイダーと呼んでいます。
昨年、新しい蒸留器が増設されたホットな醸造所を訪れました。
1番人気のCRAZY CIDER DRYは青森県特産品コンクール2022にて「青森県知事賞」を受賞。加熱処理は行わず,細やかな泡立ちと滑らかに広がるりんごの果実感とスッキリとした味わい。
ボトルも330mlの茶瓶でアメリカのカジュアルなビアスタイルをイメージさせてくれます。
2023年には、蒸留酒免許がおり、蒸留をスタート。
クラウドファンディングで多くの支援と注目を浴びデビューした
「CRAZY DAYS」アルコール度数40度のアップルブランデー。
流れ出る液体からは、りんごの華やかな香りが漂っていました。
温泉と醸造所は全く異なる事業と思っていましたが、火入れや熱交換などのプロセスで実は多くの共通点が存在し、それらが相乗効果を生むことが見学で理解できました。
私たちの温泉を訪れるお客様には、「ハードサイダー」や「アップルブランデー」の原料となるりんご農家の方々も多くいらっしゃいます。という。
平川市にある唯一の醸造所は心を満たすドリンクを造り、温泉施設として心身を癒す空間を提供し、宴会施設で行われるイベントが、地域創生に寄与して「三方よし」が息づいています。
県内のシードル市場において差別化された細やかな泡立ちと爽快感の「CRAZY CIDER」と
エレガンスでありピュアで爽やかなりんごの蜜を鼻と舌、喉で感じる「CRAZY DAYS」
青森から世界へ。
【Love a Life, Love a Moment. 】
あとがき
ウイスキーが樽の中でゆっくりと熟成(樽材の気穴を通じて酸素を取り入れ、緩慢に酸化すると同時に、微量に樽材の成分も吸収し取り入れます。)その際に、少量のウイスキーが蒸発して樽を通して大気中に排出されることを
エンジェルシェア(天使のわけまえ)といいます。
「これから減っていくんですよね?」と質問をしてみました。
『どうでしょう、まだ始めたばかりで分かりませんが
ちょっとずつ減っているのは、もしかすると自分たちの味見かもしれません。』
と笑っていましたが、
あの、アップルブランデーが近くで寝ているのであれば
誰しもが、変化が気になるところ。
澄みきった何の色も持たない液体は、そっとその時を待っています。
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