毒親育ちのアラカンのひとりごと。
私は俗に言う毒親育ちだ。
父親もだけど、母のほうが破壊力が強く、随分マシにはなったけど還暦を過ぎた今でもまだ影響が残っている。
うちの場合に限らず、毒親の特徴としてたちが悪いのが、自分には子供を傷つけているという自覚がまったくないこと。
下手すると、子供のために良かれと思ってやっていたなんて言い出すありさま。
毒親のもうひとつの特徴は、あくまでも自分目線で、相手がそのことをどう思うかという視点が欠落していること。
だから本人は本人なりに子供に対して気を使ったりしているらしいのだけれど、ほぼ100%的が外れている。
それで、あんたのためにこんなにしてやったのにとか言われるもんだからたまったもんじゃない。
こっちこそ、小さい頃からあの母親のおかげで色々精神的にしんどい思いを山ほどしてきたんだから、いまさら関わりたくない。
それがわからないみたいなので、面倒くさいけどいちいち説明するしかない。
うちの母は昭和ヒトケタ生まれ。
ちょっと前にスマホを持ちたいとか言い出して、メールのやり取りはなんとか出来るので、連絡はメールでやっている。
学習欲が旺盛。これはあの世代が学生のときにちょうど戦争中で、勉強をしたいときに出来なかったという思いがあるためなのだろうが、それでも、あの世代の全員がそう思っているわけでもないだろう。
そういうところは素直にすごいと思う。
電話をかけてくるときもあるが、そういうときは後で、これからはメールで連絡してくれと送っておくようにしている。その都度言わないと効き目がないからね。
数年前までは、メールが来ただけで嫌〜な気分になり、返事を出したくないから数日放置して、でも返信しないとまた電話してくるので仕方がないからイヤイヤ返信していた。
今は届いたメールを見ても、あ、来てるなぐらいにしか思わないし、またなんか訳のわからないこと言ってるな〜と思ったら、適当にはいどうも、とか、良かったね、とかをその日のうちに返信するようにしている。
私にとってどうでもいいことだというアピールと、早く返信することであちらさんの不安の増幅を抑制するのが目的。
何しろあの人は、不安が増幅するとモンスター化してちょっと厄介なので(笑)早め早めに返事をしておかないとこっちがヤバイ。
元気でいてくれるのはありがたいけど、それだけですまないのが親子関係というものだ。