「わたふし)」その13
家を出ると決めた。20年以上、人生のほぼ半分を一緒に暮らしていたけれど、わかりあえたことなんてなかったような気がする。モラ夫は心の内を私に見せなかった。夫婦って何なんだろうね。モラ夫にとって私は「子供製造機&家政婦」だったんだろうな。それもデキの悪い。ただ、もし仮に私が家事育児をカンペキにこなせるスーパー主婦だったとしても、モラ夫にとっては同じ。
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