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旅のご褒美

おはようございます。
沖縄本島3日目です。
忙しくも楽しく過ごしております。

宮古島で暮らしていると「移動時間がもったいないなあ」という思いに駆られることがある。

最寄りコンビニに行くにも車で15分。
大手スーパーに行こうと思えば30分。
子たちと遊びに行こうと出発して1時間。

車を運転している時間が多く、この時間を有効活用しないといけないような気分に陥ることもある。ラジオやPodcastで吸収したり、過去には運転しながらボイスメモで放出しようと試みたこともあった。

でもこれ、どこにいても一緒だな。

特に今いる沖縄本島だと、運転の時間が体感2倍くらいになってる。渋滞もあるし、結局どこに行くのにも運転時間に多くを費やすのは変わらない。

「もったいない」と感じる時の比較対象はおそらく電車やバスの中でスマホで業務をしていた頃の自分で、自分で運転しないから移動しながら別のことが進められた。今は自分で運転することが多いから、それが変わらない限りは同じだ。

だから、もったいなくない。

移動時間は大変だけど、車を運転している時間が好きなのもまた事実。割とリフレッシュできているし、考え事をして物事が進むこともある。悪いことばかりじゃないな。

そんなことを思いながらの沖縄本島での滞在中、強く感じたことがある。

「せっかく生活圏と違うところにいるんだから、生活圏ではできないことをしたいし、生活圏では得られないとのを得たい」

同じ沖縄だが、沖縄本島と宮古島は遠く離れている。文化も言葉も違うし、自分の中では「沖縄」と「宮古島」は違うところだ。(もっと言えば「宮古島」と「伊良部島」も違うのだが)

だから、せっかく「沖縄」に来てるのなら「沖縄」で得られて「宮古島」では得られないものばかりを得たいと思う。これは体験でも買い物でも、だ。つまりコトでもモノでも。

コトは結構できてる。最初に触れた渋滞も、宮古島ではなかなか得られないものだから、ストレスはあるが同時に新鮮味もある。大型市民プールにも寄ったが、流れるプールには感動した。大型商業施設なんてソワソワするくらいに楽しい。セブンイレブンもローソンも意識して寄っちゃう。

しかしモノとなると、割と満足度が低い。

沖縄で得られるモノの大概は宮古島でも得られる。お土産品もそうだし。

「もしかしたら沖縄のクラフトコーラとか手に入るかも」と期待していたが、なかなか売ってない。お酒は土地柄も助けて珍しいものがたくさんあるが、ソフトドリンクのラインナップはほとんど宮古島と変わらない。これはスーパーやコンビニでもだし、飲食店でもそうだ。

これはお酒を飲まない身としては、大きな気付きだ。ソフトドリンクはどこで触れても一緒。これが変わるともっと楽しい気もする。ソフトドリンクは子たちと同じ土俵に立てる可能性が生まれるから、買うの楽しいんですよね。

スコーン屋さんの横にあったこの自販機には感動した。

見つけて「おお」と声が出てしまった。



黒糖の方は残念ながら売り切れだったが、ぜんざいは食べた。美味しかった。そして200円という圧倒的なお得感。

購入して、移動しながら助手席で食べたのでしばらく溶けずにいたが、これ買ってそのまま外で食べたらいい感じに溶けるのも早くて美味しいだろうな。美味しさのピークというか、カチカチに凍ったこのぜんざいを、クーラーの効いた室内ではなく自然の風が気持ちいい日陰で食べたら最高だろうな。  

その地でしか得られないもの。

これは旅の最高のご褒美だ。

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伊良部島でコーラ作ってます。
みやぐにまさと

いただいたサポートでめいいっぱい楽しみます。