旅して、亡くした人を思う
おばあさんみたいな人
2月12日(水)。弘前の郷土料理屋さんにて。
人がまばらな店内。
注文し、ゲームしていたら、ふと聞こえてきた隣の隣の席のおじさんとおばあさんの会話。
さすがに、丸聞こえではないが、人がいない分聞こえてくる。
その会話が、たまらなく悲しくなってきた。
昔の自分と家族を思い出し。
何やら、もめている感じ。恐らく親子で、家族関係の事でもめている。というか、息子に説教されているおばあさんといった感じ。
頑固な性格が邪魔して、家族、親戚と上手くいってない事を、もっと歩み寄らないとダメだよ、と説教しているかのよう。
それが、昔のおばあさんに対しての自分が重なり、悲しくなる。
どこが、かと言うと
まず、この状況は自分が思っていたより、周りからしたら、こんなにも嫌な雰囲気だったのかと。
次に、そこの息子さんに言ってあげたいが、
いくら言っても解決しないぞ、その問題。
頑固な性格と、歳をとって対応力など、いろいろな能力が下がっている人に厳しく言っても伝わらないよ。
頑固なお母さんで、厳しく育てられたかもしれませんが、なかなか難しいとおもいますよ。
自分はというと、震災きっかけで一緒に住むようになったおばあさんに最初は優しく接しようとしていたが、ボケも少しずつ進み
お節介な所が嫌になっていき、我慢出来ずに
どんどん厳しく当たるようになってしまい、
もう一緒に住めないとなり施設に入れたら、一気にボケは進むもので、おばあさんの最後は悲しいものだったと思う。
じゃ、あの時、あの時期にどうすればよかったのか、、いまだにどうすれば良いかは、わかりません。
だからこそ、息子さん。せめて、優しく接して!
良くしようという気持ちはわかるけど、
もう、昔のあなたのお母さんじゃないんだから。。
そんな喧嘩してばかりの毎日なんて
悲しくなるだけだから。
しかし、そう言ってあげるわけにもいかないし、
時々聞こえる笑い声と、「じゃ、そろそろ帰っか?」の息子さんの優しい声に、ほっとし穏やかに過ごせるよう祈るだけです。
まぁ私も偉そうに言ってますが、お会計し店を出たら忘れてしまう事かもしれませんが。