コロナ後遺症
後遺症はそれなりに増えている
地域での感染者が増えるにつれて、末端の内科医である私にも相談が増えてきました。
ざっくりいうと、感染してすぐの急性期の症状と、4週間以上経って残るまたは出現する、後遺症症状にわけられるわけですね。
詳しくは、忽那賢志先生の記事をご覧ください。
一般的には、成人がコロナ感染をすると、10人に1人なにかしらの後遺症がでるといわれています。
咳嗽、倦怠感、脱毛、判断力低下、人それぞれですが。
15歳以下の小児でも、後遺症はでると言われています。
確率は成人よりは低いと言われていますが…。
コロナ後の相談を受けることは増えています。
私の仕事としては、それがコロナの後遺症によるものか、他の病気によるものかを見分けること。
コロナの後遺症と言われていたけど、実は別の病気でしたというひともいます。
こればかりは、診察と検査を受けてみて、わかることが多いですね。
多くの人は、90日、約3ヶ月程度で日常生活に戻っていきます。
多くは、時間が解決します。
ここで、大きな問題が。
問題とは?
時間が解決します、ということは、情弱商売に騙されてしまうこともあるということです。
例えばですが、医学的に根拠のないものを食べて、それで後遺症が収まれば、後遺症に効いたと勘違いしてしまう人がいるわけですね。
例えば、コロナの後遺症になった方へ、スパイスたっぷりカレーを毎日食べれば治りますよと、セットでご購入していただくと、おそらく3ヶ月以内に治ります。
じゃあ、スパイスたっぷりカレーがコロナの後遺症に効いたかどうか?については、明らかにNoですよね。
そういった、商売が成り立ってしまうところに危うさを感じます。
これを読んだ人は、後遺症に対する知識を持って、生活してくださいね。
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