コのほけん!の技術スタックと選定方針 (2024年11月版)
こんにちは!
Sasuke Financial Lab株式会社のテックリードの宮垣です。
この記事では自社開発プロダクト「コのほけん!」の技術スタックをご紹介します。
開発体験が高いモダンな環境を目指して構築しており、多くの人から支持されている構成になっているのではないかと思います。
「コのほけん!」とは
保険の一括比較・見積もりサイトです。取扱保険会社50社以上。保険必要度分析・商品提案・360度比較や人気保険ランキングでオンラインでおすすめの保険選びをサポートするサービスです。
さらに資料請求やオンライン保険相談も無料で実施しています。
「コのほけん!」の技術スタック (2024年11月版)
以下には代表的なものを記載しました。実際にはさらに多くの技術を活用しています。
フロントエンド
HTML
CSS / SASS
JavaScript / TypeScript
React.js / Next.js
jQuery (一部)
Express.js
Docker
バックエンド
Ruby
Ruby on Rails
MySQL
OpenAPI
Docker
インフラ
AWS (ECS/RDS/Lambda/CloudFront/CodePipeline/etc)
Cloudflare
Terraform
その他ツール
GitHub / GitHub Actions
microCMS
Slack
技術選定の方針
「コのほけん!」の技術選定ではチーム全体の生産性の高さと安定運用を重視しており、これによって長期的に安定的なプロダクトの成長を目指しています。
技術選定のプロセス
導入
技術の選定を誰かの独断で決めることはなく、エンジニアチームの有識者を中心にオープンな場で議論し、決定します。
導入を検討する際に特に重視しているのは「プロダクトの成長にどのように繋がるか」や「プロダクトにどのようなインパクトをもたらすか」という観点です。これらが明確に説明できれば知名度が少し低い技術であっても導入を検討します。
導入後の見直し
導入済みの技術は時代の潮流やビジネス要求の変化に応じて見直しを進めています。
例えば、以前はjQueryやWordPressを使用していましたが、弊社の強みであるUI/UXやSEOを最大限に提供するためにReact.js/Next.jsの使用に切り替えてきました。また、新たなデザインをスピーディーに実装するためにMaterial UIの使用を見直し、自社開発する方針に切り替えたこともありました。
今後の展望
「コのほけん!」の技術スタック
現在のところ、「コのほけん!」の技術スタックを大きく変更する予定はありません。
モダンな環境で高い開発体験が提供できており、これまでに作成してきたリソースを発展させていくことがプロダクトを最速で成長させることができると考えているためです。
しかし、技術の世界は常に進化しており、日々の小さな改善や新技術の検討は常に行なっています。
「コのほけん!」の関連システムの技術スタック
「コのほけん!」は大きなシステムとなってきており、マイクロサービスとまでは呼べないまでも、複数の小さなサブシステムと連携して動作する機能が登場しています。
これらのプロジェクトでは新しい技術にチャレンジする機会となる場合があります。
個人的に思っている「コのほけん!」の展望
最後に会社内で合意を取っていない個人的な展望も書いてみます。
Chromaticを導入してエンジニアとデザイナーの連携を加速させたい。
AWS Lambda、SQS、EventBridgeなどをフル活用してバックエンドの機能をさらに充実させたい。
現在、Railsで構築している管理画面をいずれはNext.jsに移していきたい。
TypeScriptの使用を加速させていきたい。その際はBlitz.js、Nest.jsなどを検討したい。(個人的にはRubyやRuby on Railsが好きですが、TypeScriptが得意なメンバーの方が多いため)
繰り返しますが、全て個人的に勝手に考えている構想です。
ですがビジネス側の要求とマッチしたら提案して採用してもらえる日が来るとも思っています。
技術選定から議論を交わし、開発からリリース後の運用や継続的な改修まで一気通貫で携われるのは自社開発のいいところです!
おわりに
Sasukeでは「自分に合った保険を、自分で選べる世界を。」をミッションとして、一緒にプロダクトを作り上げていくメンバーを募集しています。
興味を持っていただいた方は、ぜひ採用ページをチェックしてみてください。
皆さんとお会いできることを楽しみにしています!