後悔しない芸能事務所の選び方
芸能界を目指す上で、切っても切り離せない芸能事務所。
数百ある事務所の中からどんな基準で選べば良いのか。
知名度?所属タレント?実績?
不透明なところが多い業界だけに、事務所選びも難しいと思います。
そこで契約する前に必ず確認したい項目をピックアップしてみました。
1.所属タレント
言われなくとも、最初に気にするところだと思います。
主演女優・有名アーティスト・タレントなど、知っている人がいる方が安心できる。
「質」と言う意味では将来目指せるシンボルが所属している事務所を選ぶと良いと思います。
もう一点、「量」も大切な確認事項です。
少数精鋭から数千人の所属タレントがいる事務所までその規模は大きな幅があります。
もしあなたが所属した場合、競争しなければならない相手が同じ事務所にいないだろうか?
いる場合、まず事務所内で勝ち抜けていかなければ他事務所のライバルとも戦えない。
事務所はイチオシ商品を優先的にメディアへ売り込む。
運が悪いと事務所の2番手でも戦う機会が与えられない可能性がある。
まずは事務所内でオンリーワンの存在になれる見込みがあるか検討しよう。
年令、体型、顔つき、キャラクターなど、所属タレントと比較しよう。
2.事務所の強み弱みを調べる
各事務所には特色がある。
・ドラマや映画に多く輩出している事務所。
・舞台に強い事務所。制作部署があるとさらに強い。
・アーティストを輩出している事務所。
・お笑い芸人を育成・輩出する事務所。
・総合的にバランスが取れている事務所。バラエティからドラマ、映画まで繋がりがある。
**要はその事務所は、あなたが目指している方角と同じ方向を向いているか。 **
自分が歩みたい道を目指せそうか、一緒に戦ってくれるスタップはいるか、全てはここに尽きる。
3.契約書の内容に不利はないか。
基本的なことだけど見落としがちで、悩んでいる人が多くいるのも事実。
以下のような事務所は要注意。
・そもそも契約書がない。
・明らかに理不尽な契約内容だ。
(例えばタレント側のギャラ分配が著しく低い、権利を放棄させられまくる、など。しかし契約形態によっては給料制もあるので、総合的に判断してほしい)
・レッスン料とかプロモーション費だとかやたら払わせられる。
(レッスンを受ける場合はトータルのスケジュールを事前に見せてもらうべし。もちろん内容も。プロモーション費は普通は請求されない。)
安全な契約方法としては、その場でサインせず、一旦持ち帰って検討すること。
可能であれば、家族や信頼できる知人に相談してみる。
初見の契約書にその場でサインを求めてきた事務所はちょっとやばいと疑ってもいいと思う。
後ろめたさがない事務所は契約書を持ち帰って真剣に考えてほしいと思っている。
今後一緒に頑張っていく言わば“同志”になるのだから、お互いに腹を割って関係を構築していかないと、後々にしんどくなるよね。
後悔しない事務所選びの最後の選択肢。
所属しない。
SNS全盛の時代、セルフプロデュースでばんばん発信してファンを集めた後にやりたいことをやる。
ファンが付いている人も事務所は求めていたりする。
ファン獲得のリソースを割けるのは大きい。
事務所に勤務して約10年、思い当たることを記してみました。
まだまだ勉強中の身ですが、自分の中の思考を落とし込んでいこうと思ってます。