ドブ
こんにちは。極上めちゃモテ委員長(17)です。
私は5歳〜11歳の時タイに、そして12歳の時ミャンマーに住んでいました。
ミャンマー⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️
ミャンマーです。
ときに皆さんはミャンマー料理と聞いたら何を思い浮かべますか?うんうん、うんうん、パッと出てこないよねえ。もうびっくりするほど何も出てこない。
さて、ミャンマー料理の中に、とても不思議な料理があります。その名はモヒンガー。
モヒンガー⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️⁉️
モヒンガーです。
名前も作り方も見た目も、訳が分からない。本当に。
そんな訳の分からない料理を実食する機会を得た5年前の秋。私はモヒンガーを食すためにミャンマーの都市部にあるレストランに向かいました。
オンボロタクシーに揺られ、レストランが入っているビルに到着。オンボロエレベーターに乗り、着いた先はオンボロレストラン。何から何までオンボロ。流石ミャンマークオリティと言った所でしょうか。
オンボロレストランのくせにエスコートだけはやたらと丁寧。オンボロ椅子に座らされ、モヒンガーを注文。待つこと十数分。
遂にあのモヒンガーを食す機会がやって来ました。
盆に乗せられ運ばれてくるモヒンガー。セラミック製の器に、セラミック製のレンゲと箸。高まる期待。高鳴る鼓動。
モヒンガー、実食。
____ドブだ。
モヒンガーは、ドブでした。
ナマズの生臭さ。麺の生臭さ。スープの生臭さ。それに合わさるパクチーの香り高き風味。
モヒンガーは、総合的に見て、ドブでした。
私はドブの味を知っています。あれは10歳の春、タイの村でドブ川に入った時のこと。貴方も入れば分かる。ドブの味が、きっと分かるでしょう。
実際にドブの味を知っている人間が言うのだから間違いありません。あれは本当にドブだ。モヒンガーは、ドブだ。ドブでした。そもそもナマズなんて美味しい訳が無いじゃないか。なんで食べようと思ったんだ。バカか。バカだろ。バカ。
私が行ったレストランがドブ料理専門レストランだったという可能性はあります。もしかしたら、他の店のモヒンガーは超おいしいのかも。しかし、それを確かめる機会はありませんでした。私はその時からモヒンガー恐怖症にかかり、モヒンガーを食べられなくなってしまったのです。ちなみにモヒンガー恐怖症の私が日本で生活する上で困っていることはひとつもありません。流石クールジャパン、ですね。
というわけで今回はドブのお話でした。皆さんもドブを食べたいと思ったらぜひミャンマーに足を運んでみてください。