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「だいじなもの」の家

フレンドのカミラさんよりお声がけを戴きまして、
カミラさんが毎週月曜日に配信を行っている
『月曜!夢の中でもハウジング』の第54回にて、
こちらの『「だいじなもの」の家』を紹介する機会を戴きました。

実際の配信は2023年5月22日(月)に行われましたが、配信時にお話しした内容を振り返りつつ、改めてこちらの家についてこちらの記事でもまとめたいと思います。

なお、配信時に合わせてご紹介しました
アスコンのセットにつきましては、↓こちらの記事をご参照ください。

『だいじなもの』の家 について

この家は、
『アストルティアを旅する冒険者(自分)が、冒険の合間に戻る拠点』
『旅の過程で手にした「だいじなもの」をしまっておき、時に見返しては
 またすぐに次の冒険へと旅立っていくような、そんな仮宿のような場所』
というコンセプトを元に制作した家になります。

『家』でありながらも『仮宿』のような場所ということで、家として機能するための最低限のものはありつつ、冒険の過程で手にしたものであふれるような、そんな場所にしています。

そういう冒険者像を家に当てはめたとき、家に求められる必要最低限の機能(寝具や水回りなど)は家の入口近くで完結していて家の奥が物置になっている、つまり必要にならないと奥には立ち入らない構造になっている、ことが自然だと考え、それに沿う形で家の入口横にベッドや什器(職人道具)を配置しました。

そして「だいじなもの」はなるべく雑多に無分別に、家の中の随所(できれば奥の方)にちりばめています。旅で手にした「だいじなもの」なのだけど、あちこち冒険に飛び回っているので、家に居つく時間はなく整理する余裕はない。そんな状況の方が、この家の冒険者像に沿うと思ったのですね。

そんな家の奥に飾っている「だいじなもの」ですが、これについては少し話が長くなるので、後ほど詳しく触れたいと思います。

「ハウジング」という観点から

少し視点を変えまして、ここからはハウジングの技術的な観点でのお話になります。

屋内のコンセプトは先述の通りでしたが、家づくりに関しても「当時、自分が挑戦してこなかったこと」にチャレンジしたいとも考えていました。具体的に言うと「仕切った部屋にぎっしりと家具を詰め込んで、細かく作りこんだ家」になります。

というのが、みやこの中の人は部屋を狭く小さく間仕切りしていくことによって生じる圧迫感がどうにも苦手です。このため、それまでに制作したハウジングでも部屋の仕切りは最小限で、スペースにゆとりのある家づくりが中心となっていました。

ただ、この年に参加したハウジング万博で作りこまれた素敵な家をたくさん拝見したことや、先に考えたコンセプトを表現するときに、細かく家具を置いて行った方がよりイメージに沿う形になる、と思うようになりまして、自分もこの家で、初めてそういう作りこんだ家に挑戦してみよう、と思った次第です。

家キットは設置数を考慮して、必要十分な広さはありつつも最低限の間仕切りで部屋の分割を行える、スモールタワーを選択。そして初めに、入口横に水回り(写真左)と寝室(写真右)という名のベッド置き場を区切りました。

部屋の壁には格子状になっている「妖精の隠れ家蔦の仕切り」を使用し、
部屋の向こうが見えるようにすることで、圧迫感が出ないように工夫しています。ただ、それだけだとさすがに壁感が薄れるので植物系の家具を重ねて、壁っぽさが増すように。

ちなみに、昨年の3月に「妖精の隠れ家蔦の仕切り」が登場する前は、「四葉透かしの壁」を使用していました(写真右奥)。

加えて、1階階段横のスペースには完全な「物置き」としての小部屋を用意。こちらは逆に、「片付いていない物置」という雰囲気を出したかったので普通の壁を用いて、あえて圧迫感が出るようにしています。

物置と階段の間にある本棚の中には、水槽が隠してあります。これはカメラの回り込み防止のために設置しているものです。水槽は厚みがあるためか、とても自然な回り込み防止をしてくれる優秀な家具です。

余談ですが、この物置には宝箱が2つありまして
1つは入ってすぐ右手に見える場所に。

そしてもう1つは、部屋の奥の棚の上に置いてあります。
こっちは多分、視点を5(一番高い設定)にしないと見えないはず。。。

この宝箱は、大掃除をしたときに「そういえば、こんなものが有ったね」と
押し入れなどの奥から出てくるようなものを表現したかったのと、
家を見学しに来た方への「こんなところにあんなものが!」みたいな
遊び心を演出したくて置いたものです。

2階は散らかった書斎と、冒険の衣装を飾る場所になっています。
全体的に、木造御殿のアーチ壁を斜めに組み合わせて部屋を仕切ることで
展示用のスペースを作りつつ、個性的な間取りにできるように工夫してみました。このアーチ壁を使用した間取りは自分でもかなり気に入りまして、
後々マイタウン「万年樹の町」に建てた家など、他のハウジングでも応用しています。

家のテーマと技術的なコンセプトについてのお話は以上になります。
既にここまでで相当な長文となっていますが、最後にその家に飾っている「だいじなもの」について、お話をさせて下さい。

家を彩る「だいじなもの」

この家に飾っている「だいじなもの」ですが、その見た目だけでは区別がつかないものの、このアストルティアの中で自分が目にした・触れてきたものだけでなく、交流したフレンド・チームの皆様との思い出にまつわるものが多くあります。

例えばキラーパンサーのぬいぐるみですが、これはかつての写真コンテストの時に
「仲間モンスターとしてキラーパンサーを加えられるようになった時、
 冒険者がこぞってフィールドに繰り出した」
という写真を撮りたいと考えて、フレンドやチームメンバにエキストラ募集のご相談をしたときの記念になります。

写真コンテスト「5000年の旅路」 応募写真
「キラーパンサー が なかまになった!」

撮影する自分も含めて6人ぐらい居れば十分かなー・・・ぐらいに思っていたら、瞬く間に20人近くの方から協力の申し出を戴けただけでなく、待機時間が多く生じるにもかかわらず、ポジション調整やフィールドの撮影で天気待ちにもご協力戴いたり、と、ありがたい心遣いをたくさんいただいた、嬉しい出来事になりました。

また、初めて本選に進んだアスコンプリンセス・プリンスの応募写真が猫にまつわるものだったり、コテツさんのイベント等でネコ関連のことから、家の中の随所に猫がいるようにしています(※)。

※こういう書き方をすると、家のコンセプト的に多頭飼いを放置しているように見えるかもしれませんが、猫は家主が不在がちなのをいいことに、勝手に居座っているだけ(という設定)です。。。

2019年 アスコンプリンセス応募写真「ニャストルティア・プリンセス」
2023年 アスコンプリンス応募写真「ボクが名前をもらった日」
2022年2月22日 プレイヤーイベント 猫祭りの記念写真

これらはあくまで一つの例で、この他にも家の中に飾っているもののほとんどに、自分が経験してきたアストルティアの思い出が「だいじなもの」として詰まっています。

もともと、この家を着想することになったきっかけは、2021年に開催された「みんなでインするミナデイン」の写真企画『アストルティアあるある川柳』に応募した、こちらの写真と川柳にありました。

アストルティアの冒険が続くほどに増えていく大事な宝物を、プレイ時のコマンドで表示される「だいじなもの」というメタ表現になぞらえて詠んだ句でしたが、Twitter上で公開したときに思わぬ反響を戴き、とても嬉しく思っていました。

旅のある特定の「時点」ではなく、これまでの旅でも、これからの旅でも
継続的に『だいじなもの』が増えていくことを表現したくて慎重に言葉選びを行っていましたので、共感して戴けるのはとても嬉しかったですし、この句は今もアストルティアにおける自分のモットーです。

終わりに

今も時々思うのですが、ドラゴンクエスト10がオンラインゲームでなかったら、おそらく自分は、こんな家を作ろうと考えなかったような気がします。家を建てて間取りを作り、いざ屋内に飾るものを考えた時、思い返されるのはフレンドやチームメンバをはじめとする、様々な冒険者との交流ばかり。
川柳を応募するときのPR文にも書いていましたが、そういった思い出の一つ一つが、自分にとっての「だいじなもの」なのですね。

そういうきっかけとなった出会いや交流の1つ1つが自分にとってはかけがえのないもので、そんな「だいじなもの」がたくさんあると言える自分は、なんと恵まれているのだろう。いつのまにかこの家は、そんな想いをかみしめることができる場所になっていました。

夢の中でもハウジング! 配信終了前の集合写真

また、こういう家を作ったことと同様に、配信のお声がけを頂いて色々な方にお話をする機会をいただくことができたのも、ドラゴンクエスト10という舞台があったからこそですね。

自分一人だけではなくて、他者との交流があって生まれてきたたくさんの「だいじなもの」に包まれた家。この先も、色々な方と共に「だいじなもの」を増やしていけることを願ってこれからも冒険を楽しんでいきたい、と思います。

配信参加の機会を下さったカミラさん、トークに参加下さったモルガーナさん、あかひげさん、会場へお越し下さった皆様、ご視聴下さった皆様、貴重な機会を本当にありがとうございました。

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