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みやこ一家 プリンセスへの挑戦 2025

はじめに

アストルティアのバレンタインの風物詩、「アストルティア・プリンセス・コンテスト」。今年も繁忙期真っただ中(自分にとっての風物詩)ではありましたが、今年もキュキュ・みゃーこの2キャラで応募いたしました。

1月下旬まで進捗0だったのによく頑張ったな…と、ムダに自画自賛しつつ今回もメイキングを書いていきたいと思います。

code99 : she is exciting / キュキュ

code99 : she is exciting / キュキュ 応募写真

【code99:she is exciting】

she has gone, leaving fatal damages.
"It's so exciting! Have a nice day:)"
she was smiling under her mask.

[WARNING]
code99 has begun.

code99:she is exciting / PR文全文

まずはキュキュさんの応募写真がこちらです。今年はサイバーにがっつりと寄せつつ、強さと妖しさを備えたダークヒロインをテーマにしました。
なにげに、エテーネ子供(女性)での応募は初めてになります。男では、みやこ・リックで出したことがありましたけども。

PR文の対訳はこちらです。多分概ね間違ってないと思います。個人的なこだわりですが、code99は「キュキュ」の名前からとっていますので、対訳においてcode99は「キュウキュウ」と読んで頂けると嬉しいです。エンジニアの方は賛同して頂けるかもですが、エラーコードを読むときに数字を並べて読み上げるのと、同じイメージです。

【対訳】
code99:ワクワクしている
 
壊滅的な損害を残し、彼女は去って行った。
『ワクワクするわ!素敵な1日にしましょうね^^』
マスクの向こう側で、彼女は微笑んでいるようだった。
 
【警告】
code99は既に開始している。

PR文 対訳
キュキュ 全身写真

写真の衣装はこちらで、最新防具の迅雷のスーツ上を取り入れました。全体的に黒系統でまとめるとともに、肌の色と合わせる形でパープルを随所に取り入れています。また、メタル感を出すため、つやめきインクを随所に取り入れました。フィルターと照明が多分に全体の色味へ影響する撮影となったため、衣装の色合わせはかなり試行しました。視線を隠したフルフェイスもこれに関連しますが、メイキングの話に直結するのでまとめて後述します。

code99 撮影セット

撮影に使用したセットはこちら。昨年9月に販売された地下室の家を利用し、奥行きのあるセットとなっています。
両サイドに深い森の修道院の柱を等間隔にならべ、暗い部屋の中でサイバーフレームやネオンごしに移すことで倒壊した建物のような雰囲気を表現しています。中央に照明を配置しているのは、キャラクターの後ろに爆発の光のような形を

この景色に広がる不穏な赤い光を表現するために、被写体の近くでフットライトとスポットライトを利用して、赤い色を加えています。写真内に写っている雷は嵐の領界の雷岩のエフェクト、随所に写っている光の柱は、ネオンシリーズを縦に写す形で使用しました。

code99 撮影セットを横から見た図

横からセットを見ると、縦置きしたネオンのせいでとても眩しくて目が痛い。

撮影風景

写真撮影の風景はこちら。カメラのフィルターはポイントカラー、フレームはサイバーを使用しました。ポイントカラーで画面の色をすべて飛ばしたうえで、エフェクトと照明の色味で全体を調整しています。

この調整をすると家具の光源により画面が白んでしまうため、PCの設定で明るさを限界まで下げ、被写体の真後ろで照明係のみゃーこがしぐさ「アクロバットスター」を行い、必要な明るさを足しました。

アクロバットスターのエフェクトは、しぐさをしたキャラクターを中心にめまぐるしくライトが動きますので、照明係が被写体の視野角から外れ、なおかつライトが中心を照らす瞬間と位置を調整しています。

アイデアの起点になったのは、昨年11月に発売されたネオン家具(庭具)。ハウジングコンテスト応募期間ギリギリの発売だったため、これをそちらで使用した方も多かったですね。
写真のエフェクトに利用しやすい家具、ということで興味を持っていた方も多かった印象です。自分も、ハウジング展示場で実物を見に行った記憶。

とは言いながらも、昨秋から年明けにかけて例年以上にお仕事をしておりましたので、各種ネオンは触って試すことができておりませんでした。「仕事が忙しい」と言うのが1年以上続いている状況、脱却したい今日この頃。

今回のネオン家具はサイバー系のデザインが多かったので、全体のイメージをサイバーに寄せておく方向だけ考えつつ、とりあえずセットを組んで行くことに。

キュキュ 初期案

最初期案の写真はこちら。厳密にはこの前に1枚あるんですけど、もしかしたらプリンスで使うかもしれない内容なのでご容赦下さいませ。
この頃はサイバーに寄せていく案と「デウス・エクス・マキナ(機械仕掛けの神)」の2案で揺らいでいたので、衣装は全く違うものとなっていました。

最初は例年と同じドワ子で考えていたものの、構図とアングルの都合上、ドワ子だと表現が難しく感じたため、早々にドワ子の姿は放棄しています。

立ちポーズをベースに、中央構図のオーソドックスな画角となるため「表情にどれだけ訴求力があるか」ということを意識していました。背景を考えながら、衣装と合わせて魔族にしたり、目の色をマゼンタにしたりするなど、顔の印象を高める方向で姿見を眺めていましたが、しっくりきません。

キュキュ 2023年アスコン応募写真

ドワ子の魅力は大きくてかわいい目の訴求力だと思っていまして、これまでのキュキュさんの写真も、目線を強く意識していました。
その意識は種族を変えても同じだったのですが、何をどうしてもピンとこず。経験値とは異なる、そもそもの見当違いの予感。。。

迷走中の相談メッセージ

この頃相談していた中のメッセージから抜粋。まだ姿見の違和感と紐づいていなかったけど、「アイデア渋滞中」というところに結論が出ていました。

相談ののち、姿見のイメージがまとまらない理由はアイデアが渋滞してテーマがぶれていることだと判断し、デウス・エクス・マキナの案を切り捨てて、しっかりとサイバーに寄せていく方向に。ヘルメットのアイデアが浮かんだのもこのタイミングです。

衣装の方針変換後

強めに意識している目線を敢えて隠し、見えている部分でその表情を表現する。自分でもあまり試したことがなく、かなり挑戦的なアプローチだったと思います。ただ、試してみると思った以上に印象的なビジュアルとなり、この方向性はいいぞ、という確信が持てる形になりました。

口元は、表情の書「わくわく」を使用しています。特徴的な目が印象的で実装後から話題になっていましたが、目線を隠すことでまた違う使い方ができるかな、と。

マスクの裏から見える表情

カメラを起動して、下からのぞき込むと「わくわく」の表情を垣間見ることができるのですが。。。ぶっちゃけ自分でも怖いと思うw
ちなみに、タイトルの「Exciting」も、この「わくわく」から来ています。

また、先ほどの写真をよく見ますと、キュキュさんの後ろにリックくんの頭が写っています。アクロバットスターのしぐさによるライティングが思いついたのもこのタイミングで、ドレスアップを考えるのと並行して、どれくらいのタイミングでどのような色味になるのか、という試行を進めました。

蜘蛛の手追加後

元のカラーベースに合わせて黒×魔族を基調にしつつ、全体の色を整えていきます。全体的に背中が少し寂しくなってしまうので、崩撃将のクモ脚を追加しました。キュキュさんは無傷防衛未達だったけど、防衛軍の素材が足りてて本当に良かったです。。。

アクロバットスターのライティングも色々試しながら、上の写真で大枠完成となりましたが、ここからさらに背中越しの雷が映り込むタイミングを追いまして、完成となった次第です。

人間姿、魔族、目線を隠す…等々、例年の作品と比べて全く異なるアプローチをとった今年のキュキュさん。
かわいらしさ、美しさ、という路線とは異なるものでしたが、アメコミのダークヒロインのようなかっこよさが表現できたかな、と思います。

余談ですが、先日開催されたアスコン交流会で口紅の色についてとても印象的だった、と色々な方からコメントを戴きました。目線を隠すと決めたときから、全体の衣装以上に一番拘っていた部分でしたので、内心とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。

そうして応募した作品を、エレノアさんがイラストにしてくださいました!画面のノイズや迫り来る後ろの手など、完全に解釈一致で御座います。本当にカッコイイイラスト。。。(小並感)
Xで重ねて御礼申し上げておりましたが、素敵なイラストありがとうございましたm(_ _)m

猫の手になるよ☆ / みゃーこ

ネコの手を貸すよ☆ / みゃーこ

【ネコの手を貸すよ☆】

キミはフラフラ いつもアワアワ
ボクはニャアニャア 今日もソワソワ

疲れた目して 無理しないでね
力を貸すよ ネコの手だけど

もっと頼って ボクのネコの手
なんともならない 問題だって

もっと任せて キミの奥の手
ニャンとかするよ ボクの笑顔で

『『任せてニャー!!』』(コーラス)

猫の手を貸すよ☆ PR全文

続いてみゃーこの作品がこちら。アイドルのPVを意識した1枚になっています。全体のセットはプロモーションビデオ用の撮影セットをイメージし、全体的にポップな色味にまとめました。タイトルはXで公開後、冗長に感じてコンパクトにまとめています。

みゃーこ 撮影風景

撮影風景はこちら。セット中央に立つみゃーこがもえキュンのしぐさをしている後方で、みやこが花吹雪のしぐさでエフェクトを足しています。手の中のハートは、直前に行ったもえキュンのエフェクトになります。

ちょっとわかりにくいので、もう少し身長があってモーションが判りやすいリックくんで別解します。

もえキュンのしぐさ終盤、エフェクトが出る直前

もえキュンのしぐさは最後に、左側→右側→中央、とハートを飛ばしてフィニッシュとなります。
この左側のエフェクトが出るか出ないかのタイミングで、もう一度もえキュンのしぐさを行うと、もえキュンのしぐさを再度初めから行うために、手の位置が中央に戻ります。
この時、既に表示される直前の、右側のエフェクトがこの手に着いていく形になり、右側ではなく自分の正面にハートが飛ぶようになります。

もえキュンのしぐさキャンセル→再度もえキュンでエフェクトを重ねる

このハートが消えるタイミングと、2回目のもえキュンのしぐさで手を広げるタイミングを重ねると、手を広げた中にハートが現れる形になります。

ただし、上の写真でハートの位置が手より手前になってしまっているように、種族差などで同じように表現できない場合もあると思います。(すみません、そこまでは検証していません)

2019年みゃーこ応募写真「ニャストルティア・プリンセス」

みゃーこの応募写真は、6年前の応募写真「ニャストルティア・プリンセス」をセルフオマージュしました。「猫島のアイドル」がテーマで、初めてプリンセス40選(当時)に選出されると共に、一緒に協力した仲間と全員で選出される運びとなった、とても思い出深い作品です。

みゃーこ セット初期案

6年の間に色々と発売された家具やエフェクトなどを利用して、最初はライブステージを作ろうと思っていました。セルフオマージュならできれば猫を入れたい、という想いから親衛隊を舞台下に配置していったのですが、
どう頑張っても舞台背景に配置する猫の数が足りなそうなので断念。ライブステージを表現するときに設置したい、各種照明も設置数の問題にぶつかるのがネックでしたね。。。

プロモーションビデオ風 セット初期

セットのイメージをがらっと変えて、プロモーションビデオ風に変更。猫達をバックダンサーとして配置しました。

……が、画面のごちゃついている印象がぬぐえず、一旦は猫のリストラをすることも考えます。

背景の色が1色にまとまっているのが、奥行きのなさとごちゃつき感につながっているのかも。。。と思い、背景の色合わせを考えなおすことに。

セットの壁色を変えた後

背景の色を変えていくと、自然と奥行きを感じられるようになりましたので、猫の配置に自由度が生まれました。また、ウッドパーティションという高所に重ねおきできる家具の存在を思い出しまして、バックダンサーを高所に配置していくことにします。なんとか猫たちのリストラを回避することができました。ホントよかった。

セット背景 クローズアップ

背景の壁に近づいてみるとこんな感じ。実は、それぞれ6個ぐらいの壁が重ねられていて、そこに猫達が乗っかってます。

みゃーこ ショートカットVer.

大筋の背景ができたので、衣装を作って完成に向けて試行していたのですが
ここでフレンドさんから「アイドルならツインテールの方が良くない?」というご指摘を戴きました。その発想はなかったのですが、確かに。。。と思いつつ、ツインテールを入れると髪色的に、背景のオレンジと溶け込んでしまうのでは、とやきもき。

ツインテールに変更+背景の色を切替え

ただ、頂いたアイデアで良いと思ったものはなるべく取り入れたい、という事で、背景のオレンジとピンクの色を入れ替えて、髪の毛が判りやすくなるように調整していきます。髪の毛と混じってしまうので、手の色も併せて白色に変更しました。

このときに、上の写真が撮れたタイミングで「直前のもえキュンのエフェクトと、次のもえキュンのしぐさは重ねられる」ということに気づきます。…いや、気づいてしまいました。
写真のゴールが見えるとともに、一瞬と一瞬の組み合わせ(さらに、エフェクトの映り次第)というタイミングを追うことになって戦慄したのですが、諦めずに試行を重ね、仕上げたのが応募作品になります。

6年の間に進歩した家具や撮影スキルなどを駆使して、現代版のニャストルティア・プリンセスが撮れたかな、という1枚にできたと思います。

PR文はあまり書けることが無いのですが、プロモーションビデオという事で七音と韻を意識して、歌詞っぽくなることを意識するとともに写真の中で目に留まりやすい「猫の手」をモチーフとした応援ソング風に仕立てています。

ありがたいことに、みゃーこもミツミさんとヒロアキさんがイラストを描いて下さいました。たくさんの素敵なプリンセスで溢れるコンテストの写真の中で、目に留めて頂けるだけでなく、可愛いとお褒め頂き、イラストという形に表現して頂けるのはとてもありがたいことですね。
改めまして、イラストありがとうございましたm(_ _)m

おわりに

プリンセス交流会 集合写真①

アスコンはプレイヤーの注目が一番集まる写真コンテストであるとともに、自分のキャラクターに対する愛を表現する場になっていると思います。近年はガッツリ繁忙期と重なることもありまして、なかなか全力で撮影する…ということができないのですが、今年もなんとか素敵な参加者の中に混ざることができたかな、と思います。

プリンセス交流会 集合写真②

同時に、アスコンへの参加こそしないけど、いつも応援して下さる方も少なからずいらっしゃって、そういう方たちにも楽しんで頂けるような作品をお届けしたい。
それは決してプレッシャーとかではなくて、写真やハウジングという形を通したエンターテイナーとしての矜持でもあります。

コンテストという形式上、勝者もいれば敗者もいる。そんな中で「楽しんで頂く作品を撮る」という目標を立てるのは少し筋違いなのかもしれないけれど、自分の精一杯が届けられるように、引き続きプリンスでも頑張りたい所存です。(まだ進捗ありませんが。。。)

今回も長文ご拝読、ありがとうございましたm(_ _)m

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