見出し画像

インスタ映えする瀬戸田の見所!

私は瀬戸内海にある因島(いんのしま)で育ちましたが、生まれは隣の生口島(いくちじま)の瀬戸田町(せとだちょう)になります。
小学校に上がる年に因島に引っ越しましたので、約5年間は生口島の島民だったと言えます。
因みに生口島はその島のほとんどが瀬戸田町でして、多くの人は生口島というより瀬戸田と呼んでいました。
そんな瀬戸田ですが、レモンがとても有名で、実は中々の観光スポットでもあったりします。
(特にインスタグラムではこれから紹介するところをよく見かけます)
今回は瀬戸田の魅力を伝えていきます。


瀬戸田(生口島)と言えばレモン

画像1

瀬戸田は先ほど挙げたように生口島の大部分と、近くにある高根島(こうねしま)からなり、人口は8500人程度います。
因島と同様に柑橘類の産地で、造船業も盛んです。
特にレモンに関しては「国産レモン発祥の地」と呼ばれるほど、生産量が多いこととして有名ですね。
皮まで食べられるエコレモンとして、レモン界のトップブランドを誇っています。

日本でレモンの栽培が始まったのは、明治時代からと言われています。
瀬戸田は島の約50%が急傾斜になっているため日当りが良く、レモンの栽培が盛んとなり、昭和38年(1963年)には日本一のレモン産地となりました。
しかし、国産レモンは昭和39年(1964年)の輸入レモン自由化や、災害によりかなりの打撃を受け、輸入レモンにそのシェアを奪われてしまった歴史があります。

その後、輸入レモンに使われている農薬問題(発がん性物質が含まれていました)をきっかけに、瀬戸田地域が一丸となって低農薬農法に取り組み、皮ごと食べても安心な「エコレモン」が生まれたそうです。


瀬戸田の観光スポット!

そんなレモンの島ですが、最初に書いた通り観光スポットももちろんあります。
元島民としてのおすすめとしては、「耕三寺(こうさんじ)」と「未来心の丘(みらいしんのおか)」ですね。
この二つ、実は同じエリアにあるのですが、少し趣が違うのです。


画像2

耕三寺は画像でもわかる通り、とても立派な浄土真宗本願寺派の寺院です。
大阪で製造会社を営んでいた技術者兼実業家の耕三寺耕三(こうさんじこうぞう)が母親の死後、母への恩と感謝から自ら僧籍に入り、生涯を掛けて建立したお寺で、「母の寺」と呼ばれているそうです。
平成15年(2003年)には、15棟もの堂塔が国の登録有形文化財に指定されました。

画像3

実物は画像で伝わる以上に、本当に豪華でして、他にも奈良にあるものを模した五重塔があったり、15mの観音大尊像があったりと、カメラを持てば撮りたくなるものがたくさんあります。


画像4

未来心の丘は先ほどの耕三寺の上段のさらに奥、エレベータで昇った先にあります。
広さ5000㎡にもおよぶ白い大理石の庭園で、彫刻家である杭谷一東(くえたにいっとう) が制作しました。
ここに使用されている大理石の全てはイタリア・カッラーラで採掘し、コンテナ船で運んできたそうです。
ここがタイトルにも書いたインスタ映えで有名なスポットですね。

特に未来心の丘の中心部かつ頂上にあるオブジェ「光明の塔」での撮影が人気でして、塔の真ん中で仁王立ちするも良し、カップルでポーズをとるのも良しな、映えスポットです。

他にも大理石をくり抜いた穴から顔を出したり、夕日をバックに影で雰囲気を出したり、光明の塔の他にも様々なオブジェがあるのでそれを活かしたりなど、こちらも何枚も写真を撮れそうですね。


瀬戸田(生口島)は「島ごと美術館」と呼ばれるアート作品群が全部で17作品あり、すべて屋外に展示されています。
先ほどの未来心の丘もそうですが、アートにも力を入れています。

瀬戸田に立ち寄った際にはこれらのアート作品も含めて観光するものありですね。

#瀬戸内海 #尾道 #しまなみ海道 #広島県 #瀬戸田 #生口島 #耕三寺 #未来心の丘 #島ごと美術館

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?