様々な魅力でいっぱいの尾道について
尾道(おのみち)は多くの方が知っていると思います。
ですが、詳しくとなると、中々興味を持っている人しかわからない部分もあるのではないでしょうか。
私は瀬戸内海の島である因島(いんのしま)出身で、尾道の高校に島から通っていました。
因島はしまなみ海道の一つの島でして、毎日橋を二つ越えていましたね(笑)
今回はそんな尾道の簡単な紹介をまずはしていこうと思います。
尾道ってどんなとこ?
尾道をなんとなくしか知らない人も、すぐにイメージできるような素晴らしい動画を見つけましたので、まずはそちらをシェアします。
こちら、一度尾道に来たことがある人でも「もう一度来たくなる・もっと長くいたくなる」をテーマにした観光PR動画のようです。
知っている人だと、あの場所だ!という場面があったのではないでしょうか。
私にとっては、通学だったり、部活のランニングだったりで見た景色でして、懐かしさが込み上げてきます。
さて、尾道の基本情報ですが、少しだけこちらにまとめました。
人口:約130,000人
面積:約285㎢
令和元年の尾道市観光客数:約6,830,000人
尾道はやはり観光に来る人が多いですね。
特に土日は、高校時代の部活帰りの記憶では、多くの人でにぎわっていました。
「坂の街」「文学の街」「映画の街」「猫の街」
尾道は「坂の街」「文学の街」「映画の街」として有名です。
最近はその三つに加えて、「猫の街」としても人気ですね。
坂の街については、尾道の地形が関係しています。
尾道は北側には山があり、南側には海がある、いわゆる港町です。
この山と海に挟まれている地形のため、平地が少なく山肌に住宅や神社仏閣が密集しています。
したがって、狭く傾斜している道路が多く、坂の街と言われているのです。
同じように坂の街として有名な、長崎や熱海も同じ港町ということで、港町は坂の多い街という特徴があるようですね。
私は一人旅で長崎まで行ったことがあるのですが、確かに尾道と似たような街の雰囲気で、観光していてとても親近感が湧きました。
このような狭い坂の風景は、写真ではとても映えると思いますので、インスタグラムにもいっぱい写真が載っていました。
文学の街ですが、温暖な気候や、港として発達したその風向・文化を求めて多くの文人墨客が訪れ、滞在したことが由来ですね。
特に『放浪記』で有名な林芙美子(はやしふみこ)、『暗夜行路』『小僧の神様』で有名な志賀直哉(しがなおや)などは尾道に居を構え、尾道を舞台とした作品を発表しました。
尾道には、彼らのような尾道ゆかりの作家・詩人(25名)の詩歌・小説の断片等を千光寺山(せんこうじやま)山頂から中腹にかけて点在する自然石に刻んだ、「文学のこみち」と名付けられた散歩道があります。
映画の街は、大林宣彦(おおばやしのぶひこ)が監督した『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』の「尾道三部作」が有名だと思います。
尾道はこのように映画の舞台として活躍しました。
最近では、ドラマやアニメ、ゲームの舞台として多く採用されており、たくさんのクリエーターにとって魅力的な街並みなのだと感じます。
最近の有名な作品を挙げるならば、ドラマだとNHK連続テレビ小説の『てっぱん』、ゲームだと海外でも人気なヤクザを主軸としたシリーズ6作目『龍が如く6 命の詩。』ですかね。
特に『龍が如く』ですが、多少省略はされているものの、主人公が歩いているところがもろに自分の通学路で、私は作品発表等当初のPVを見ながら興奮していました(笑)
そして最後に「猫の街」です。
尾道には「猫の細道」という名がつけられた細い路地があります。
こちらは尾道出身の画家・園山春二(そのやましゅんじ)が丸い石に猫を描いた「福石猫」を1998年から路地に置きはじめたことをきっかけに、「猫の細道」と呼ばれるようになりました。
この路地沿いにはユニークなお店が建ち並び、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
もちろん本物の猫もいまして(尾道には元々野良猫が多いです)、猫好きの方には特に幸せな空間だと思います。
さて、簡単に紹介しましたが、それぞれ深堀できるような要素ばかりで、そこそこにまとめるのが難しく、文字数が多くなったと思います(笑)
尾道ラーメンも美味しいのでぜひ!