見出し画像

GRWMってなんじゃという人間のGRWM


GRWMってなに?


頼むから日本語で頼みます。
面談のこと1on1とか言うのも拒絶反応がすごいので上司にやめてくれと言ったらやめてくれた。(ありがとう)

調べたら「Get Ready With Me」の略、つまりお出かけの準備一緒にしようよということらしい。
他人がお出かけ前に何を使って何をしているかなんて我々は知る由もない、だって会うのは必ずお出かけ後だから。
その貴重なお出かけ前の姿を見つつ、どうやってお出かけ後の姿が作られているのかを見ることができる。
それがGRWM。なるほど。

GRWMの価値

他人のお出かけ準備の姿って見たいものなんだろうか?

と思ったけど、準備の様子を映すということは準備に使用される化粧品や洋服などを紹介することにイコール。
有名人や人気者が何を使っているか知って、ファンは真似する。
そこに価値があるものと理解した。

じゃあ、やってみるか

別に有名人でも人気者でもないけど、やってみるか。
と思い立った理由は、自分みたいなだらしない人間でもお着物を着てますよ、着れますよ…という意思表明のため。
真冬で寒くて、一日中寝袋にしまわれている自分の記録もしたくて。

GRWMやってみた

仕込みです

自分調べ、必ずといっていいほど起き上がる姿から始まるのがGRWM。
そんなんどう考えても仕込みでしかないわけで、自分でも何をしているのか理解できなかったがやってみることにした。
カメラをセットして、録画を開始して、寝袋にくるまって、そして起きる。
なんならちょっと寝ぼけた感じにしてみた。
演技なんて小学校の劇以来である。

完全なる仕込み。大きいおしりが目立っている。

壊れた鏡

仕込みは終わった。あとはひたすら準備するだけである。
わたしは着物を着る前にお化粧をする。
最近は着物を着た後にお化粧をしている。
着付けの時に汗をかきすぎてお化粧が流れ落ちるからだ。

お化粧をちゃんとするのは着物を着る時くらい。
着物が好きなので、着物に似合う人間になりたいから。
しかしその手に握られたものは鏡開きの鏡―――だったもの。
落として扉部分が取れてしまったものをそのまま使っている。
私の理想では着物人はこんなもの使わないしなんなら鏡台を使っているはずなのだが、現実はこんなもんだ。場所もないし。

鏡開きの扉だったはずの鏡。角度を調整して細長い面積で自分を見つめる。

着付け準備と着付け

半襟は安全ピンでつける。
コーディネートで毎回変えるから、縫っている暇はない。
慣れれば綺麗にできる。

手慣れたもんです。

着付け、実は一度やり直している。
お着物の身丈がかなり短いので、うまくやらないと襟が閉まらない。
お誂えに慣れすぎるとアンティークが着られなくなるから注意。

お尻が順調におがっているのも原因。

GRWM済

こうして私はGRWM経験済みの人間となった。
もう一回やりたいかと言われれば、もういいかなというかんじ。
仕込みがかなり精神にダメージだったから。

ただ着付けをする動画っていうのは定期的に出してもいいかなと思った。
着付けの方法って十人十色で、他人がどうやって着ているのか気になる方は一定数いそうなので。
わたしも着付け迷子だった時代はよく着付け動画を見ていたし。
真似するかしないかは合う合わないがあるのでわからないけど、可能性のひとつとして残しておくのは悪くないと思う。

やっぱり襟は決まっていない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?