人間中心設計専門家合格しました~受験レポ~
こんにちは、UniposプロダクトデザインTでマネージャーをしているmybです。
2022年度の HCD-Net人間中心設計専門家の認定試験に合格しました!🌸
受験した目的や工夫したことなどをレポしてみようと思います。
これから受験を考えている方や、UXデザイン領域の知見を深めたい方のご参考になれば幸いです。
🏁 受験した目的
① 組織に人間中心設計やデザイン思考をもっと浸透させるため
マネージャーでもあるので人間中心設計に取り組んでいるメンバーと会話したり、キャリア支援をよりできるようにする
弊社の場合、毎年のように受験しているメンバーがおり、すでに専門家・スペシャリストがいました。
既に業務プロセスやキャリア支援プランの中に各コンピタンスの観点を入れ込んだりしていたのですが、自分が資格を持ってる方が説得力や解像度を高く持てそうだ、と。
非デザイナーの管理職の方たちと話す場面が増えたので、プロダクトの体験設計プロセスについて説明責任を持てるようにする
社内の中で、「UX」や「ブランド」「体験設計」などがスメルワード(捉え方が人によって変わる単語)になりつつありました。
② 自分のキャリアのため
もともと、20代前半の時に一つのキャリア目標にしていました。
というのも、自分は女性なので出産や育児などでキャリアが途絶えて復帰しても周りから信頼されるハードスキル・ソフトスキルを備えるというのを20代後半のキャリア目標にしていて、30歳になるまでに取得しようと思っていました。
無事目標達成できたので良かったです。
🖋 受験の流れ
試験内容
▼コンピタンスとは
HCDプロジェクトの流れの中で、各プロセスに対してコンピタンスが設定されています。
このように、業務の目的ごとにコンピタンスが設定されています。
私は専門家の受験だったので書くコンピタンス数が多いことと、試験ごとは安心したいタイプなのでなるべく多く埋める方式をとり、最終着地は4万5千字ほどでした。
受験の流れ
実は2021年度も出願していて2まではあらかた進めていたのですが、昨年は年末年始にプライベートで色々イベントが発生したことで断念していました。
受験概要を確認する
11月ごろに、公式の受験説明会があるので参加しましょう!
年度によって、コンピタンスの細かい定義や受験概要が変わっていることがあります。
2.過去のプロジェクトの棚卸しをする
この1年で取り組んだプロジェクトも合わせて、棚卸しのアップデートを実施しました。
手帳に「こんなこと取り組んだな…」とプロジェクトのメモを発散し、要点を書き出しました。
また、定期的に取り組んだ業務を整理して簡易的なポートフォリオを作る習慣をつけていたので、その情報なども見つつ洗い出しをします。
各プロジェクトに対してあらかた書けるコンピタンスを設定し、どのプロジェクトを記入するか選んでいきます。
3 .コンピタンスの理解が甘いものを確認する
コンピタンスの内容が記載された資料と見比べながら確認していきます。
誤解しやすいコンピタンスもあるので要注意です。
私はC領域のところを提出締切の数日前まで誤解してたことに気づき、非常にドキドキしました。
4 記述と内容の吟味を繰り返していく
3と4を反復しながらひたすら書いていきました。
何万文字も書いているどだんだんゲシュタルト崩壊してくるのですが、
公式のコンピタンス記述例を参照することで「ちゃんと要点を書けているか?」のチェックができました!
進捗管理については、夏休みの宿題は先延ばしにするタイプの人間でして…😇
切羽詰まっていたので、notionなどデジタルに管理する余裕もなかったので、手帳に1日当たり何時間取り組んでいくつのセルを埋められたかの振り返りと、明日は何時間使えるからどのくらい進みそうかという見積りを、毎日寝る前に更新してスケジュールと進捗管理をしていました。
(案外これだけでもプロジェクト管理上手くできたので、今思うと良いMVPでしたw)
🤝 受験を通して変わったこと
3点あります
1. UXの考え方を、プロダクトにとどまらず、会社全体の共通言語にするための一助になった
非デザイナーの経営陣との会話の中で、体験設計についてすごく説明しやすく&理解してもらいやすくなりました。
「UXってそういうことなのね」という理解促進が意思決定層に対してできたことで、最近議論が楽しいです。
2. キャリア支援や、プロジェクト上での支援をよりしやすくなった
業務に悩んでいるメンバーに対して、状況を把握した上でより的確なフィードバックや、ティーチング・コーチング支援ができるようになりました。
今までの仕事をコンピタンスベースに言語化したことで、似たような事例に対してのアドバイスの中身に厚みが生まれました。
3. 自信になった
純粋に、今までの仕事に自信がつきました&これからもよりHCDを広げたり深めていこうと強く感じています。
1,2に関しては、自分のこれまでの仕事について言語化をしていくことで、HCDプロセスや体験設計について説明力と説得性が上がった結果だと感じています。
「体験設計とかUXとか人に伝えるの難しい…。」「解釈違いが起きてて辛い…」という方には特に受験をオススメしたいです!
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スケジュール的に年末年始がマルっと無くなるので、仕事をしながらだとなかなかタフな受験内容ですが、受かっても受からなくても自分の仕事を専門的な観点で振り返るという行為が尊いです。
非常に自分の学びや内省になりました!!
また、HCDを実践できる企業や個人がもっともっと広がっていくと、日本がよりイノベーティブな社会になっていくだろうな〜とワクワクしています。
悩んでいる人は、ぜひチャレンジしてみることをオススメします🙌
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