Z会参考書の文庫版。これを片手に「孫子」を読んだ。約1年かかりました。
孫子の兵法は、岩波文庫の「孫子」金谷治、で読みました。この本は、漢文5~6行の単位で漢文・読み下し文・注・口語訳の順に構成されています。
読み始めると、漢文のところでピタッと止まるんですね。どうやっても読めません。仕方がないので漢文を飛ばし、読み下し文と口語訳を読んで次へ進む。また、漢文でピタッと止まる。読み飛ばして次へ進む。・・・
このようにして最終ページまで読み終えました。しかし、まったく読んだ気分にならないのです。
中国人とおぼしき観光客の会話から、中国本土の人か台湾の人か聞き分けられるという知人がいます。その知人に前述の話をしたところ、参考書として教えていただいたのがこの本です。
今回、読書ノートを読み返して、こんなにまじめに勉強したのかと自分でも驚いています。ノート1冊に漢文の読み方がまとめられていました。
もちろん、この本で数ヶ月勉強したって漢文をすらすら読めるようにはなりません。でも、この本で調べながら読み進めることはできるようになりました。
こうやって約1年かかりましたが、「孫子を読んだ」気分を味わいました。
次回から「孫子」読書ノートを紹介します。分量があるので何回かに分かれると思います。
「孫子」読書ノートを読み返してみて、ここに書かれている内容をそのままご紹介することは到底出来ないと思いました。はたして、どなたに読まれても大丈夫なように書くことが出来るのか、ちょっと自信がありません。