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ミソジニー言いがかり訴訟について
令和3年(ネ)第10060号 損害賠償等請求控訴事件
— 現代書館 (@gendaishokan) March 31, 2022
通称「ミソジニー言いがかり訴訟事件」の判決文はこちらからご確認いただけます。#KuToo https://t.co/5uc9HyzLTM
石川さんの著書 「#KuToo(クートゥー): 靴から考える本気のフェミニズム」を著作権侵害で訴えた民事訴訟の判決で石川さんが勝訴しましたが、出版社の現代書館さんが、「ミソジニー言いがかり訴訟」だと、はるかちゃんさんを侮辱しました。
「言いがかり」は事実無根です。怒りに震えてます。
この裁判、そもそも「ミソジニー」とは一切関係がありません。
ツイートの意図をねじ曲げて掲載されていた
はるかちゃんさんが訴訟した理由は、実際のゴリラさんとの長い議論リプツイートの流れをねじ曲げられて、「へんてこりんな人」「バグっている」と侮辱されたからです。
石川さんがその著書の中で「逆が全然逆じゃない系」とのタイトルのもと、原告のことを「この人の思考回路どうなっているんだろう。」と述べ、そういうふうに見せるために原告のツイートをその流れから切り離して引用したことが問題視されているので、ミソジニー云々は関係ないですね。 https://t.co/UvoNXjtEP8
— 小倉秀夫 (@chosakukenho) April 2, 2022
石川さんの靴の話に対して直接投稿したわけではないツイートが石川さんの靴の話に対して直接投稿されたかのように誤解される方法で引用され、本文中で「この人の思考回路どうなっているんだろう。」とまで言われたときに、それが「公正な慣行」に合致していると言えるかの問題ですよ。 https://t.co/IcovonPTb4
— 小倉秀夫 (@chosakukenho) April 2, 2022
Aというツイートに対して返事をしたツイートBを、Aから切り離して実際の返信先も隠して、石川さんとやりあっているかのように引用して、バカにする目的で石川さんは書籍に引用しています。
あのツイートが投稿された際の議論の中では、男性の水着の話が出てくるのは違和感がないんですよ。その部分を排除して、石川さんが靴の話をしているのに対し直接あのツイートをぶつけてきたと誤解させたことによって初めて「この人の思考回路どうなっているんだろう。」という話が成り立つんですよ。 https://t.co/8FYrIXjzGF
— 小倉秀夫 (@chosakukenho) April 2, 2022
Twitterはひとつのツイートの文章が140字以内です。短文でやり取りしますので、誰かと議論している場合はやり取りの複数のリプツイートで意味を構成しています。その中のひとつのリプツイートだけを切り取ると意味が変わってしまうことがあります。
「フェイク」は「公正な慣行」なのか?
「#KuToo(クートゥー): 靴から考える本気のフェミニズム 石川 優実(著)」は、ツイートの意図をねじ曲げて、おもしろおかしく笑っている本です。
いわばフェイクニュースのようになっています。このような引用方法を許すことはできません。
ツイートの引用については、ほとんど判例がありませんが、「ツイートの意図をねじ曲げて掲載する」引用は、著作権侵害になるのだという判例を残そうと考えました。
第二のクソリプ本を止めるために、著作権法 第32条第1項の引用の「公正な慣行」に合致しないとして著作権侵害で提訴しました。
代理人の小沢弁護士は、はるかちゃんさんの意思を確認して、社会的な意義があると格安で弁護を引き受けて下さいました。小沢弁護士がいなければ、裁判は実現しませんでした。本当にありがとうございました。
敗訴はしましたが、裁判を起こすことによって、はるかちゃんさんのツイートの意図をきちんと理解してくださる方も増えたし、地裁の判決後に、小倉秀夫弁護士のように問題点に気がついてくださる方も増えました。
「無許可で」「無断で」引用したから著作権侵害で訴えた、というデマが流れていますが、はるかちゃんさんも小沢弁護士もそのような主張はしていません。
ツイートの意図をねじ曲げられたから、提訴したのです。
「私の思考回路がおかしいと著書の中で言及するために、私のツイートをそのように誤解させる方法で引用するな」ってそんなにおかしいことですか。学生がそういう引用をしてきた場合に、注意しないんですか? https://t.co/qQmHRR67uL
— 小倉秀夫 (@chosakukenho) April 3, 2022
裁判所にTwitterの文章を理解してもらう壁があった
石川優実さんには、Twitterでさまざまな誹謗中傷が寄せられています。
しかし、「#KuToo(クートゥー): 靴から考える本気のフェミニズム 石川 優実(著)」は、誹謗中傷もしていない人も加えて、はるかちゃんさんなど57人のツイートを引用して、面白おかしくバカにして解説して、誹謗中傷の仕返しをしたような内容であると、私は考えています。
裁判所にTwitterの文章を理解してもらう壁があり、敗訴してしまいました。
でも、「ツイートの意図をねじ曲げて掲載する」ような本を出版すれば、法的には認められても、倫理的には許されないんだということを、社会に広く訴えかけることができたと思うので、著作権侵害という正攻法で訴えて良かったと思います。
なぜ「ミソジニー」などというレッテルを必死に貼ろうとするのか?
現代書館さんは「ミソジニー言いがかり訴訟」という、おかしなレッテルを貼ってますが、今回の裁判で「ミソジニー」などというワードは一切出ていません。
はるかちゃんさんと小沢弁護士は、女性に親切にして下さる方です。ミソジニーではありません。
どうして、ありもしない「ミソジニー」などというレッテルを必死に貼ろうとするのでしょうか?
それは、単純に「ツイートの意図をねじ曲げて掲載し、仕返ししようとしたような内容だ」という事実が広まると困るからではないでしょうか。
日本は「女性が声をあげると、気に入らない人たちが誹謗中傷してくる社会」なのだと、引用の形式的な齟齬を理由に、「ミソジニー」たちが、言いがかりで著作権侵害と訴えてきたけど、裁判で問題ないことが証明された。
そのように矮小化して、話をすり替えようとしているのでしょうか?
今回の裁判は、フェミニズムは関係ないので、はるかちゃんさん、小倉弁護士、小沢弁護士、吉峯弁護士を、ミソジニーと侮辱しないで下さい。芸能人で著名人の石川さんと、「匿名アカウント」の、はるかちゃんさんとの裁判にすぎません。
そして、「匿名アカウント」の、はるかちゃんさんは負けました。
著名人が訴えていれば、結果は違っていたかもしれません。
裁判は石川さん側の挑発から始まった
最後に、吉峯弁護士が唆して裁判をしたというデマを流してる方がいますが、吉峯弁護士のツイートは著作権侵害訴訟の参考にしただけです。
著作権訴訟をしろと要求したのは、石川さんサイドです。
![](https://assets.st-note.com/img/1648953232591-MAlmYOGXNJ.jpg?width=1200)
最高裁まで弁護士費用や諸費用含め負担してくれるんですか? 前金でくれますか?
— はるか(仮)ちゃん/スーャジタ (@iroa1991) April 4, 2020
前金の意味はわかりませんが
— クボユウスケ (@yskkun) April 4, 2020
本当にそのつもりてあればできるだけの事はやりたいと思います。
ボッタくりは勘弁ですが
本当にそのお気持ちおありですか?
石川さんが訴えてこいというので訴えただけで、「言いがかり」などと批判される筋合いはありません。
そして、ママさんは女性だから、身バレの心配もあるので一人で戦うよと、原告を引き受けてくれた、はるかちゃんさん。お疲れ様でした。ありがとうございます。
応援して下さった皆様にも深く感謝しています。