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中土佐町 久礼の「ふるさと海岸」 青柳裕介像

もう12年も前のことです
夫と長女と一緒に高知へ遊びに行ってきました。

中土佐町にある大正町市場でカツオを食べたんだけど美味しかったです♪

駐車場で車から降りて、石像を見つけ(その時はまだ裏側から見えただけの状態でした)

真顔で、「おお~!あれは龍馬の像だ!」などと大きな声で冗談を言う夫。
勿論龍馬の像だなんて全く思っていないのですが・・・いつものことなので私は夫の言葉など右から左に聞き流してるんだけど・・・

たまたま、その場にいた女性が「あれは青柳裕介の像ですよ」と親切に教えてくださいました。

実は、中土佐町に青柳裕介氏の像があるなんて知らなかった私、そこで初めて、「あ、ここがあの有名な『土佐の一本釣り』の舞台だったんだ!」ってことを思い出したわけです。

お恥ずかしい事に彼の作品をきちんと全部読んだ事はないんです。読みたいなとは常々思ってたんですけどね。


この石像の表情が実にいいですね。

優しそうで何もかも包み込んでくれそうで、しかもどこか強さを秘めている・・・そんな感じがします。

石像の横にこういうものがありました。↓

少し読みにくいかもしれませんが、

夢を育み 力を与える大海原
その歩む道を 見守りつづける古里の山河
  海を、 山を、 野を、 川を、
愛してやまなかった ひとりの漫画家が
「わが人生悔いなし」と記し
悠久たる土佐の大自然に還っていった
春夏秋冬 季節に移ろいがあろうとも
氏の業績は聊かも薄らぐことなし
後進する者らが ここに集い
 万感の憶いを寄せて
青柳裕介像
   ここに建つ
        平成十五年十二月
               同士一同


多くの人たちから愛されていたということがこの文面から伝わってきます。
カツオ目当てに行ったのだけど、思わぬ素敵なものに遭遇することが出来ました。


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