月光仮面 (川内康範)
(この感想文は2008年に私が他のブログに書いていたものです)
図書館でこの本を見つけ
おぉ~!懐かしい~~!!
・・・と思わず借りて帰りました
昔、TVで大瀬康一がやってたのを覚えてます
あの歌も当然歌えます!
実写版、今見ると懐かしいのだけど・・・当時カッコいいと思ってたオートバイが・・・しょぼい(笑)
調べてみると、これはホンダドリームC70(2気筒250cc)を白く塗って使用してるのだそうだ
全身白タイツ・・・というのも恥ずかしい
月光仮面や悪人の仮面・覆面姿は、いつでも代役を起用できるようにとの苦肉の策なのだそうだけど・・・
今、こういう姿で突然現れたら、「正義の味方」というよりは単なる「変態」?(笑)
いやいや、そんな風に見てはいけない
月光仮面はカッコいい「正義の味方」なんです
この本、コタツの上に置いてたら、うちの夫が驚いたように言うのです
「『月光仮面』って原作は川内康範だったのか!?あの『おふくろさん』の作詞者の・・・??」
そうなんですよね、私は当然知ってたけど、どうやらうちの夫は知らなかったようです
でもねえ・・・夫は風呂敷をマントにして遊んでた世代だと思うんだけどねぇ。
あ、そうか子供には月光仮面の原作者が誰かなんて関係ないもんね
・・・で、この本のあとがきを読んで初めて知ったのだけど、月光仮面のテーマは
「憎むな、殺すな、赦しましょう」
だったらしい
ところが最近は寒々とした人間関係が広がってるため
「憎むな、殺すな、尋問(ただ)せよ!」
に変更したのだそうです
<あとがき>より一部抜粋
相手の間違いを寛大に赦しても、相手がそれを理解できなければ、逆に恩をアダで返される場合があります。
正しくないことは、相手を問いただしてでも理解させ、取り除かなければなりません。
その上で赦せばいいのです。
「月光仮面」って、単なる勧善懲悪の娯楽小説(ドラマ)ではなくて深い深いテーマがあったんですね