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イギリス大学出願に必要なこと
みなさんこんにちは!みやびです。今日はいよいよイギリス大学出願についてお話していこうと思います。出願までのスケジュールや、必要書類、今からでもやっておくべきことを紹介していきます。
超重要
この記事は、日本の普通の高校に通っている方向けです。イギリスの大学は日本と教育システムが異なるため、最初にファウンデーションコースという進学準備をとる必要があります(後述)。そのため、私は大学に出願したというよりは、ファウンデーションコースに出願しています。海外の高校を卒業する方や、IBをやっている方は条件が異なりますので、ご注意ください。
ファウンデーションコースとは?
ファンデーションコースとは、留学生向けに行われているプログラムでイギリス独自の教育システムと、他国の教育システムのギャップを埋めるために行われています。国によって直接進学できる場合とそうでない場合がありますが、日本の普通の高校を卒業しただけでは、イギリスの大学の1年生に入学できるとはみなされないため、ファンデーションコースが必要です。ファンデーションコースは大学名+foundation course で大学のサイトがでてきますので、気になる場合はぜひ調べてみてください。
期間: 1年間(多くの場合秋に始まり、翌年6月ごろまで9か月です。学部生と同じように冬休み、春休みがあり、約3か月の夏休みを経て、大学に入学します。)
学ぶこと: ファンデーションコースでは、エッセイの書き方、授業の受け方などアカデミックなスキルを習得することに加えて、それぞれの専攻に関する一般教養を学びます。
卒業までにかかる年数: イギリスの大学は3年制(スコットランドを除く)なので、ファンデーション1年+学部3年の計4年で卒業となります。
学費:大学にもよりますが、20,000~23,000ポンドが多いと思います。ロンドンにある大学はファンデーションの学費も高めです。
その他: ファウンデーションコース中だとしても、学生寮に住めるように保障されていたり、図書館など大学の施設も使えます。
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イギリスの大学の特徴
3年での卒業!!
さきほど書いたように、イギリスの大学は3年で卒業できます。なぜならイギリス人が高校生の間に一般教養を学んでいるからなんですね。
高い専門性
これは上記の弊害とも言えますが、自分の専攻のことしか学ばないので、アメリカやカナダのように簡単に専攻を変えたり、大学に入ってから学びたいこと探そう、などという悠長なことは言っていられなくなってしまいます、、もし自分の専攻に迷いがある方や、幅広い学問を学びたい方にはおすすめしないです。
ファウンデーションコースの専門性は?というとファウンデーションはあくまで一般教養なので自分の専攻に関しては深く学びません。でもファウンデーション自体にも大まかに分類されていて、Humanities and Social Sciences(人文科学・社会科学)や、Busine、他に理系のファンデーションなどがあります。そしてそれぞれのファンデーションから進学できる学部課程のコースがもう決まっているので、ファンデーションに出願するときは、一体どの分野のファンデーションなのか、そしてそのファンデーションから自分が行きたい学部課程に進学できるのか、という少し面倒くさい下調べをやる必要があります。
出願書類
それではいよいよイギリス大学出願に必要な書類を書いていきます。
〇卒業見込み証明書
〇成績証明書
〇英語力証明書
〇Personal Statement(志望動機書)
〇推薦書1通
以上です。こう見ると結構簡単なのですが、細かい説明を書いていきますね。
成績について
まず成績証明書は評定平均3以上必要だよ、とか、もし理系のファウンデーションとるなら、数学の成績で4必要だよ、この科目をとっていないとだよ、といった細かい情報がそれぞれの大学サイトに載っていますので、見てみてください。
個人的なイメージですが、多くの大学が評定平均3.0以上、難関になってくると3.5以上というイメージです。成績は3年前期までが必要になってきますが、高いに越したことはないので、できるだけ定期テストなどでいい点数をとるようにしましょう。
英語力証明書
ファウンデーションの場合はIELTSです。それもただのIELTSではなくて、IELTS UKVIというのを受験する必要があります。モジュールはジェネラルとアカデミックがありますが、アカデミックです。そして気になる必要なスコアですが、5.0以上必要だと思います。ただこれも大学や、ファウンデーションの分野によって変わりますので調べてくださいね。またどのセクションも5.0を下回ってはいけない、とか、ライティングは○○以上が必要です、など細かい規定もありますので、かならず大学のサイトを見ましょう。
またIELTS UKVIは東京・大阪の会場でしか受験できないので、遠方の方は前泊になるかと思います。スコアが足りないからと言って何回も受験するには高いと思うので、なるべく早くからIELTSの対策はしたほうがいいと思います。
また、大学によってはIELTS足りなくても、特定の英語力を上げるコースをとれば大丈夫な場合もあるので、ぜひ調べてみてください。
Personal Statement(志望動機書)
次に志望動機書ですが、これが他の受験者と差別化する大きな要因になると思うので本当に重要です。よくアメリカの大学受験にエッセイを提出するというようなことを聞きますが、アメリカの場合のエッセイは、自分の内面的なことに対して、イギリスの志望動機書は学術的な興味について書きます。
なぜその専攻に興味を持ったのか、その専攻に関する経験、なぜその大学を選んだのか、将来何をしたいかなどを書きます。基本A4用紙1枚で指定がなければ500字行かないくらいです。
推薦書
最後に推薦書ですが、これは高校の先生に書いてもらいます。内容としてはどうしてその生徒がその大学で学ぶべきか、どんな生徒か、なぜ勧めるのかということを書きます。
大学出願までのスケジュール
まず出願は高3の10月ごろから始まります。出願開始からすぐに出願する必要はありませんが、イギリスの大学は出願した順にオファー(合格の通知)を出す、早い者勝ちの制度なので、早めに越したことはないです。
ここではあくまで私の高3のスケジュールを紹介します。
4月:本格的に受験について動き出す。
5月:大学調べ。どの大学に行きたいか、そこのファンデーションから希望の学部課程に進学できるかなど。
6月:上旬にIELTS受験。無事6.5を取得。
志望動機書作成スタート。
(志望動機書は7月中旬に添削に出し、8月中旬に完成しました。)
7月:高校に推薦書、成績証明書、卒業見込み証明書を依頼。
9月:成績証明書と卒業見込み証明書を受け取る
10月:推薦書を受け取り、出願書類がすべてそろう。
→出願完了!!!
こんな感じです。成績証明書、卒業見込み証明書、推薦書は、普通は生徒は開封してはいけないのですが、イギリスの大学はオンライン出願なので、頂いた書類はすべて自分で開封して、PDF化して、データにしました。
私は結構余裕をもって準備していたほうなのですが、急ピッチでやれば夏ごろから始めても大丈夫だと思います。あとやはりIELTS受験が一回で済んだことですかね。本当にIELTSだけは早いうちから準備したほうがいいです。
終わりに
イギリス大学出願いかがでしたでしょうか。
特に大切なのは、次の3つかなと思います。
〇大学によって出願に必要なものが違うので、必ず大学のサイトを見るこ と。Entry Requirementsという欄にあります。
〇IELTSだけは早くから勉強しておくこと。
〇できるだけ高く評定平均を保つこと
質問があればお答えしますので、コメントお待ちしております:)
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