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海外大学: King's College Londonに通ってみた感想!

こんにちは!
私は現在、イギリス・ロンドンにあるKing's College London(以下KCL)という大学に通っています。
現在のコースは文系のファンデーションですが、特に問題なく学部に進学できることになれば、2025年秋から始まる学部課程もこの大学になるかと思います。

この記事では、2024年9月からKCLに通ってみての感想を書いてみようかなと思います:) ちょっとネガティブな意見が多いので、何様に聞こえると思います、すみません。

KCLの概要は、ウィキペディア見ればだいたい分かるので、ウィキペディアをおすすめします。



KCLという大学の感想

一言でいうと、私は期待し過ぎてた、っていう感じですかね。

ランキング感

色々ランキング見てもらえば分かるとは思うのですが、KCLって正直イギリス国内では微妙な立ち位置で、あまり名門とは言えない大学だと感じています。というかイギリスは小さい国なのに、オックスブリッジに、インペリアル、UCL、LSE、、など、世界的に見ても名門大学が多いんですね。
なのでどうしてもKCLがイギリス国内で見た時に、とてもトップとは言えない、、みたいな立ち位置になります。Fランではないけれど、イギリスだけの大学ランキングで見たりすると、ちょっと微妙です。

ただ、世界的に見たり日本の大学と比べたりすると、KCLかなり良い大学です。ランキングによりますが、大体世界トップ50には入っています。上で軽視してしまいましたが、一応すごい大学ではあるのです。
日本で同じようなランクになるのは東大だと思うので、普通に考えてすごいですよね笑


実際の不満

ということを踏まえると、私は日本人が東大に期待するようなレベル感を、KCLにも期待して渡英してしまったことになります。でも意外とKCL残念ポイントが多くて、特に残念だったのは在学中の学生でした。(私もいち学生だし、他人に厳しくするなって感じなんですけど、すみません)

具体的には、
-講義の時に雑談する人が多すぎて、教授の声が聞こえづらいし、集中できない
(一度教授がこれに対して怒ったこともあります)

-人種差別的な学生がいる
("アジア人"という包括的なカテゴリーで人種差別的な言動を受けたことがあるし、人種差別的な言動をするグループがいると、大学公式で注意メールが来たことも。)

-図書館がうるさい率高い
(雑談禁止ではないですが、いつまでも話してたり、そもそもボリュームが大きかったり、ヘッドホンやイヤホンなしで音声が出てたりします。これがたまたまじゃなくて、本当に多いです、、。)

-私のフラットメイトは掃除ができないし、夜中もずっと騒いでいて、常識が無いのかな、と感じることが多いです。

ちょっと最後のは個人的ですが、こんな感じです。

普通に考えて、東大と同レベルの大学で起こることだと思いますか?笑 
いくら海外大で日本より自由だとか、海外は個人主義だとか、そういう風に解釈したとしても、ちょっと残念ポイント多くないですか?笑

日本で名門大学に進学した友達に聞いたら、「もちろんみんなでは無いけれど、人間として尊敬できる人は多いし、講義中にゲームする人はいても周りを邪魔する人はいない」って言ってたんですね。

「ちょっと思ってたのとはかけ離れているな」と感じたのが、まずKCLの残念な点でした。もちろん、オックスフォードやハーバードといった超トップの大学に行っても、「上記の様な人はどこにでもいる」と分かってはいますが、思っていた以上にKCLで頻繁に見かけたのが残念でした。

これが私がKCLに来て最初の1か月くらいの印象でした。初期の頃は、「来年の学部課程でKCLに残りたくない」と思いつつも、KCL以上に良い大学に行くのはほぼ不可能だと分かっていましたので、解決できない現状に落ち込んでいました。

このファンデーションの学費の価値があると思えなくなり両親に非常に申し訳なくなりましたし、来年以降の学部課程の学費が価値あるものだと思えるのかも分からず、母に電話するといつも進路のことで泣いているような感じでした。両親は「学費払えるよ」と言ってくれていましたが、むなしかったのは大学に通って実際に勉強するのは私なのに、私がその学費の価値を見失ったことでした。(留学生用の学費値段はoverpricedという事実はさておき)

ちょっととんでもない状態に聞こえますね笑

まあこれも今は解決しました。
 
私が感じていたコースメイトにおける残念な点を、学部生の友人に話すと驚かれたので、ファンデーション特有の問題である可能性が高いです。
私が感じたKCLの残念な点は、学部に進学した際にマシになる可能性が高いです。

ファンデーションの勉強は学部より簡単なのも、理由としてかかわっているかもしれません。

KCLの文句を言いまくってしまいました。すみません。KCLも私の母校になる可能性が高いのにごめん。

どんな場所に行っても全員が良い人とは限らないですが、ちょっと残念な人に会う機会が想像以上に多かったのに、最初の頃はがっかりしてしまいました。でもランキングを見て勝手に期待していた私も悪いです。



良かったところ

ただ、もちろん良かったところもあります。一番感動したのは、教授の質です。もちろん全員が教授ではないので、teaching staffといった方がいいですかね。とりあえず、外れだなと思うような先生(?)に私は会ったことないです。

セミナー(日本のゼミ)のチューターはみんな良い人だし、レクチャーやってる教授も良い人だし、パーソナルチューターも本当に良い人で色々相談乗ってもらいました。ファンデーション終わって会えなくなるのが悲しいと既に感じるくらい、みんな良い人です。

あと良いなと思ったのは、KCLのAIの方針について聞いた時です。AIが直接私たちのエッセイを書くとかはもちろん禁止ですが、AIを使うこと自体は禁止されていないんですね。
っていうかKCLは他の大学に比べてすごい緩い方だと思います。
KCLは合格を出した学生に自信を持っていて、学生を信頼している。だからAIについても厳しく取り締まってない」って教授が言ってたんでね。感動してしまいました。

他にも感動してしまったのは、KCLのアドミッションチームです。ファンデーション生なので来年の学部課程にみんな出願するのですが、KCL以外の大学に出願したい人は、このアドミッションチームの助けを借りるかなと思います。進学とか受験とかサポートしているところです。

まずすごいのは、KCLの学部課程と、他の大学の学部課程両方に出願できるところ。普通は禁止されてそうですが、大学側はできるだけ学生に機会を与えようとしてくれているらしいです。むしろKCL以外に他の大学も併願するのをおすすめされたりもします。

あとは、このアドミッションチームのサポートが手厚いです。質問がある時はいつもメールで聞いてますが、本当に細かく丁寧に返信してくれるし、1対1で面談をしてくれたりします。良い人たち過ぎて感動しました。スタッフの観点から見ると、かなり良い大学だと思います。


KCLの評判自体も結構良くて(?)、A-levelをやっている人に会ったときにKCLに通っていることを伝えたら、「めっちゃ入るの難しいのに!!!すごい!!」って言われて、少しびっくりしました。周りのKCLに対する印象が良くて、実際にKCLに進学したという人も良く見かけました。

評判は良いです。まあランキングが良いので普通かもしれませんが、、。


こんな感じです!:)

最後に

本当はファンデーションの具体的な紹介もしたかったのですが、長くなりすぎてしまったので、次回にまわします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

散々文句を言ってしまった気がするのですが、KCLが良い大学であることに変わりはないですし、私が不満を感じた理由がファンデーション在学中である可能性も高いので、なんともいえないですが、、。 

期待し過ぎるのが私が気を付けるべき点ですね。

それではSee you soonです~🍀


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Miyabi │ イギリスの大学1年生
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