歴史の中を高速で。【ひねくれ育児日記】
日々が飛ぶように過ぎていく。
子どもが生まれてからずっとそうだ。子育てと家事以外のことは、1週間単位くらいで考えておかないと実行できない。哺乳瓶の消毒液を1日1回入れ替えるけれど、あれ、さっきも入れ替えたような、と思う。お昼のテレビ番組の出演者を見て、もう一週間経ったんだと気付く。
同じくらいの時期に出産された滝川クリステルさんも似たことを思っているようだった。
そうじゃないとやっていられないような気がする。毎日、3時間おきとかに授乳して、夜中も起きて、そういう時期を長いと感じるよりは、短いと感じるほうが日々の大変さは減るだろう。自己防衛本能のような気もする。
一緒に暮らしている夫は、どう感じているのだろうか。
このご時世で、夫はテレワークの日が続いている。昼休みに散歩をしたり、風呂に入れるときは手を借りられたり、ありがたいことも多い。もともと外出の予定がなかったことに加え、さらにそんな都合のいいことがあっていいのかと戸惑ってしまう。
ほとんど外出せず、仕事もしておらず、世間の空気がいまひとつわかっていない気がする。SNSでも、ピントの外れたことを書いてしまっていないかと怖くなる。
今自分に何ができるかと考えたら、まずはこの子を元気に育てること、としか思えない。その先のことも、これから考えるべきなのだけれど。
息子が大きくなったら、今のこの時期のことを教科書で習うのだろう。
その時、何て話してあげられるだろう。
しかしこれ夫婦二人ともテレワークになったとしたら、狭い家の中でどうやるのだろうか…。
お腹いっぱいのときには哺乳瓶を手で払いのけたり、口から出したりするようになった。
初めて笑った顔の写真が撮れた。