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最新式の世界は、優しい。【ひねくれ育児日記】

息子の便秘がひどい。新生児のころは授乳のたびにという感じだったのだが、ロタウイルスのワクチンを接種して一度緩くなったあと出なくなった。先日は4日間出ず、どうも本人もいきみながら苦しそうにしている感じだったので小児科に連れて行った。診察室で先生が手を突っ込むと出た。

正直なところ、病院に連れていくべきか迷った。いろいろ検索してみても、4日というのは受診すべきか微妙なところだ。いきんでいるとき以外は元気そうだし、深刻な病気ということはないだろう。最後は心配する夫の声に押されて決めたところもある。

「これくらい大丈夫ですよ」などと、先生や看護師さんにたしなめられるだろうかと思った。しかし皆様は優しかった。「よかったですね」「○○してみて様子を見ましょう。」私の質問にも一つずつゆっくり答えてくださった。
その後も「奥の処置室、着替えに使ってくださいね、ゆっくりでいいですよ」「抱っこ紐持ちますよ」。赤ちゃんに慣れているはずなのに、息子のちょっとした仕草に「かわいい」と笑ってくださった。

先日少し書いた、予防接種の翌日に熱が出たときも小児科の皆様は優しかった。いろいろ検索すると副反応なら熱は1日で下がると書いてあったので、すぐに受診するか迷った。でもまだ生後3か月で38度を越えていたので、念のためと決心して連れて行った。その時も、「大丈夫ですよ」なんて言わないで、丁寧にみてくださった。

子育て歴3か月で、世の中の多くの人より子育ての後輩だ。同世代の多くの人より後輩でもある。わからないこと、慣れないこと、迷うこと、できないことばかりだ。もっと叱られたり、厳しいことを言われたり、冷たくあしらわれたりすることが多いのではないかと思っていた。

でも、優しかった。
そういえば新生児訪問に来られた助産師さんも、産院の助産師さんも優しかった。

産後うつの問題が大きくなっているせいもあるのだろうか。
常にびくびくしている私は優しい人が好きで、もう二度もこのnoteに優しさのことを書いた。


知らなかったけれど、最新式の世界には、新米の親に優しい人がたくさんいる。
娘を放置してしまったお母さんに、今なら言える。少しだけアクションを起こしてみたら、優しい人に出会える可能性は結構高いかもしれない。

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