「みんなのコロシアム」は公営競技の新機軸となるか?
はい。これです。
シトエドがついに、「みんなのコロシアム」という、同時対戦型ボートレースゲームアプリをリリースします。
実は私もニューウェーブのメンバーシップに入っており、事前に何回も触っているので形式は把握済みです。
で、「みんなのコロシアム」の強みは以下の通りです。
①「超」リアルタイムで全国のプレイヤーと対戦できる
これまでのボートレースのランキングキャンペーンは、一定期間において払戻金額だったり、回収率だったりを競うもので、リアルタイムにライバルの動向を探ることはできませんでした。
「みんなのコロシアム」では、開催期間中は1レースごとにリアルタイムでライバルの回収率が更新されるので、プレイヤーの競走意欲を常に刺激することが可能です。
②配信出演者と同時対戦が可能
12月11日にリリースされる「みんなのコロシアム」では、実施されれば配信出演者とも対戦が可能です。これまで戦いを見守る側だった視聴者が実際に対戦に参加することで、より強い没入感を得ることができます。
ランキングで1位になろうものなら、「日本一の舟券師」として崇められることも。さらに、出演者を上回ればチャット欄のそれよりもさらに大きな反応を得られる可能性もあり、承認欲求がより満たされることでしょう。
③上位入賞で豪華賞品プレゼント
これは他のランキングキャンペーンにも共通しますが、上位入賞で賞品もプレゼントされます。
最大の強みは①、②。これまでになかったボートレースへの参加体験となるのではないかと私は思います。
みんなのコロシアムが流行ると…
この「みんなのコロシアム」はリアルタイムで順位が更新されるので、他人と競ってトップに立ちたい=目立ちたい、承認されたい層への訴求力が極めて強くなっています。
他のランキングキャンペーンでも、払戻金額や回収率でトップに立ちたいのは目立ちたいから(それに伴って、投じる金額も大きくなる傾向にあります)。また、上位に立てば他のプレイヤーや出演者からは褒められる。目立ちたい人々にとっては非常に魅力的に映るのではないでしょうか。
また、現金ではなく架空のポイントで参加できるので、現金を賭けなくても予想で楽しめるというのが新規ファンへの訴求力を高めています。
まずはここで練習して感覚を掴んでから、実際に舟券を買ってみようというファンも現れるかもしれません。
このように、新規ファンへのアピールもケアしつつ、従来の購入者に新しい機軸を打ち出そうとしているのが、「みんなのコロシアム」と言えます。
あとは、「舟券は現金に限る」勢をどれだけ振り向かせられるか。そこは、運営の手腕に委ねられています。
いずれにせよ、「みんなのコロシアム」が流行ると公営競技の潮流が大きく変化するのではないか。私はそう思っています。