文章を書いてみよう①～100字で推しへの愛を語れるか？
皆さ～～～ん、文章、書いてますか？
😊👂✋？
えら～い。
まあ、書いてますよね。かくいう私も毎日書いてます。
でも、うまく書けませんよね。私もうまく書けなくて詰まることが多々あります。
というわけで、皆さんと一緒に文章を書く練習をしていきたいと思います。そんな文章を書いてみようシリーズの第1回。
私が以前まとめた「文章を書く上で大切なこと」はこちらをご覧ください。
100字で推しへの愛を語ろう
皆さんには推し、いますか？
いないよ～という方も、いすぎて死んでまうという人も、今回は推しへの愛を語る会にします。いない方は好きな食べ物とかでもOK。
ズバリ、100字で推しへの愛を発信するのが今回のテーマです。
100字って思っている以上に短くて、noteスマホ版の1行が大体25字前後なので、約4行で終わりです。
「4行で推しのことなんて語れるかボケェイ」という方もたくさんいると思いますが、このテーマに挑むことによって身に付けたい力はこれです。
①文章を書く対象（今回なら推し）に対する理解を深められる
②読みやすく、伝わりやすい論理展開で文章を書ける
③情報の取捨選択ができる
④短く伝えるための語彙を身に付けられる
特に大事なのは③です。あれもこれも伝えたくて結局何を言いたいの？となるのを防ぐため、本当に必要な情報だけを選択して文章にする。100字の中で不要な情報なんて書いている暇はないですから。これが出来れば、あとは自然と短く、読みやすい文章を書く力が付いていくはずです。
書いてみよう
それでは、私の例でやってみようと思います。私も大して推しが多いわけではありませんが…
↑ボートレーサーの武井莉里佳選手を題材にしてみましょう。私の数少ない推しです😎
100字チャレンジの手順
①まずは、気を付けたいことや推しの理由その他をバーッと書き出します。
・ボートレースを知らない人には誰？ってなるので、「ボートレーサー」であることは明記しよう。
・同じ理由で、知らない人のために専門的な用語は使わないようにしよう。
・推しになったきっかけ① 「リリカ」という名前が気に入った。
・推しになったきっかけ② 3年前、あるレースで非常に印象的な走りをした。
・推し理由① まだ若手だが、技術が高い。
・推し理由② 成績がぐんぐん伸びており、今後に期待が持てる。
・推し理由③ 顔がいい。
②書き出したら、まずはそのままつなげて文章にしてみます。
100字を想定する場合、文章は以下の4つの構成で書きます。
①：結論・主題
②：①を強調する理由・具体例
③：②をさらに発展させた内容（②と同じ内容でもOK）
④：結論・読み手への呼びかけ
文章例↓
私の推しは、ボートレーサーの武井莉里佳選手です。推しになったきっかけは、「リリカ」という名前が気に入ったのと3年前のあるレースで非常に印象的な走りを見せたことです。まだ若手ですが技術が高く、成績もぐんぐん伸びており、今後に期待が持てます。あと、顔がいいのも理由の一つです。皆さんも、武井選手を応援してください。
だいぶすっきりまとめたつもりですが、文字数が155文字になりました。ここから削っていきましょう。
③②で書いた文章から不要な部分を削ったり、表現を言い換えたりします。
・ボートレーサーは結果で評価される職業だし、「顔がいい」は削ろうかな。
・文字数多いし、「ある」「非常に」「まだ」などの単語は削り、「ぐんぐん」は「最近」にしようかな。
これで書いてみましょう。
文章例↓
私の推しは、ボートレーサーの武井莉里佳選手です。推しになったきっかけは、「リリカ」という名前が気に入ったのと3年前のレースで印象的な走りを見せたことです。若手ですが技術が高く、最近成績も伸びており、今後に期待が持てます。皆さんも、武井選手を応援してください。
129文字。まだあと29文字削らなければなりません。
・「推しになったきっかけ」を「推すきっかけ」にしよう。
・「名前が気に入った」も削ろうかな。「名前と…」にする。
・「印象的な走りを見せたことです」の部分を「レースでの印象的な走り」にして、文章のリズムも調整しよう。
・「今後に期待が持てます」を思い切って消した上で、成績が好調なことを伝えたいから「ぐんぐん」を復活させて「最近ぐんぐん成績も伸びています。」にしたらどうか？
・最後の一文を微修正。
文章例↓
私の推しは、ボートレーサーの武井莉里佳選手です。推すきっかけは、「リリカ」という名前とレースでの印象的な走りです。若手ですが技術が高く、最近ぐんぐん成績も伸びています。皆さんもぜひ応援してください。
めでたく、これで99字。100字以内に収めることができました。
正直、100字は文章の中でもかなり短く、本当に必要なことしか書けません。しかしその分、取捨選択や言い換えの能力が身につきます。
まずは思いつくままに文章を書いてみる。伝えたいことに優先順位を付け、低いものは削る。表現を辞書等で調べつつ、短く言い換えられるところは意味が通るように言い換える。
これの繰り返しで、かなり自分の言いたいことをまとめる能力は向上すると思います。みなさんもぜひ練習してみてください。
それでは、第2回でお会いしましょう。