「Q.ボートレースは運ゲーですか?」
A.ボートレースに関わらず、公営競技全般から運の要素を取り除くことはできない。しかし、選手を知ることで運の要素を極力排除しようとすることはできる。
例えば、何となくテレボートを開いて目についた、締切5分前の丸亀9R。1号艇はよく分からないA2選手。特徴なんて知らないけど、なんか逃げそうだからインから買っとこうか。これは運ゲーだ。
しかし同じ状況でも、クセを掴んでいる選手が出走するのであれば、これまでのパターンに当てはめて考えることで、そのベッティングは運ゲーから確固たる思想を持った舟券に昇華する。なるべく運ゲーにぶち当たらないためには、
・選手を知る ・レースを絞る
この2点が最低条件と言える。
ところで、「ボートレースはどうせ運ゲーだから」という言葉には2パターンある。
①ある程度経験を積んだ上級者が諦めの境地に達して自虐的につぶやく場合
②初級者が運悪くスタートがばらついたなどのレースに当たってしまい、「結局出たとこ勝負じゃん」と投げやりになる場合
①はほとんどギャグのようなものなので戯言扱いして良い。しかし、②の場合はやぶれかぶれになる前に、少し立ち止まって考えてほしい。
「本当にそのスタートは運ゲーだったのか?」「何か自分が見落としていた要素はないだろうか?」
自分のハズレを運のせいにするのは簡単だ。しかし、そこで止まってしまうと一生誤った「所詮運ゲー論」に取りつかれてしまう。時には、自分が間違っていた点、見落としていた点はないかと振り返り、もし欠点があれば素直に反省する姿勢も重要だろう。
いつまでも誰かのせいでは成長しない―人生もボートレースも、その点は同じである。